三井住友銀行、海外現地法人向け「アジアビジネスローン」の取り扱い開始
「アジアビジネスローン」の取扱開始について
株式会社三井住友銀行(頭取:奥 正之)は、マザーマーケットと位置づけるアジア地域において、本邦中堅・中小企業現地法人の事業資金ニーズを支援する貸出商品「アジアビジネスローン」の取り扱いを平成18年12月より開始しました。本商品により、当行は、中堅・中小企業のアジア進出に対して、一層積極的な支援を行って参ります。
1.商品の特徴
(1)企業の海外現地法人での資金ニーズに対し、本邦親会社による申し込みが可能。
(2)銀行とのローン関係書類授受も日本で可能。
(3)日本で手続き後、事業資金は企業の海外現地法人口座へ入金。
海外現地法人の銀行との各種やりとりや、書面の授受までの手続きが省力化され、日本国内で借入れ手続が完了しますので、従来対比スムーズな資金調達が可能となります。
2.「アジアビジネスローン」開発の背景
海外現地法人の資金管理については、実質的には日本国内からコントロールすることも可能ですが、借入れに際しての各種事務手続きに関しては、現地でのやり取りが必要となります。しかし、財務に精通した人員を海外現地法人に配置することは困難であり、結果として機動的な資金管理が難しくなるというケースが少なくありませんでした。
また、本邦企業のアジア地域への進出は、大手から裾野企業まで、引き続き拡大傾向が予想されます。このため、当行は、中堅・中小企業の海外進出に対応した商品開発の必要性が今後一層高まるものと考えております。
3.当行の対応
今回、当行は海外での幅広いサービスの提供を行うべく、国内本部セクションの関与を強化することで、当行国内外営業拠点の負担を軽減する体制を整えました。これにより、既存のお客さまのみならず、新規のお客さまに対して積極的な支援を展開し、お客さまのニーズに即したソリューションを提供して参ります。
*参考資料あり。