アジレントとアンドールシステムサポート、DDR3メモリ設計の課題に対応できる解析ツールを発表
アジレント・テクノロジーとアンドールシステムサポートが
DDR3メモリ設計の課題に対応できる解析ツールを発表
アジレント・テクノロジー株式会社(代表取締役社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)とアンドールシステムサポート株式会社(代表取締役 三田 輝、本社:東京都品川区南品川2-15-8)は、最大1066メガ伝送/秒(MT/s)のデータレートで動作するDDR3メモリバス向けの解析ソリューションを提供することを発表します。この新ツールは、米FuturePlus Systems社の「FuturePlus FS2350 DDR3インタポーザ解析プローブ」とアジレントの「Agilent 16950Bシリーズ ロジックアナライザ・モジュール」とを組み合わせたものです。
アンドールシステムサポートは、FuturePlus Systems社の日本総代理店となっています。
今回発表の新製品群は、コンピュータ、通信、半導体、航空宇宙防衛業界の設計部門向けのツールです。メモリの高速化がのスピードが著しいことから、既存の測定システムでは最新バスの解析を行なうことが難しくなっているという課題がありました。
「FuturePlus FS2350解析プローブ」は、アジレントのロジック解析システムとともに使用することで、最大1066MT/sのステート解析、プロトコルデコード、および典型的なケースではデータ有効ウィンドウが650ピコ秒(ピコは10の-12乗)のシステムにおいて最大4GHzのタイミング解析を提供します。
「FuturePlus FS2350解析プローブ」は、1066MT/sのデータ捕捉を実現できる唯一のDDR3インタポーザ・プローブです。
新製品「Agilent 16950B 68チャネル ロジックアナライザ・モジュール」は667MHzまでのステート解析および1066Mb/s(メガビット/秒)の最大データレートという高サンプリングレート、最大64メガの捕捉メモリというディープメモリを提供しています。「Agilent 16950B」は、DDR3やフロンサイドバス設計など、コンピュータおよび半導体業界における最新の設計評価に必要な性能を提供しています。
同じく新製品の「Agilent 16951B 68チャネル ロジックアナライザ・モジュール」は、「Agilent 16950B」と同じステート解析機能や最大データレートを提供していますが、メモリ長はその4倍で、業界最長の256メガサンプルとなっています。両製品とも「Agilent 16900シリーズ ロジック解析システム」用のモジュールです。
「Agilent 16900シリーズ ロジック解析システム」および当社の設計評価・デバッグツールの詳しい情報は以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.com/find/logic
製品写真は以下のウェブサイトからダウンロードいただけます。
http://www.agilent.com/find/image_16900
FuturePlus Systems FS2350 DDR3解析プローブおよび同社のバス解析ツール群の製品写真および詳細情報は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.futureplus.com/info
販売方針
*目標市場: DDR3メモリバスの開発部門向け
*販売価格(発表日時点での参考価格です):
※以下の製品は、アンドールシステムサポートからの販売となります
FuturePlus FS2350 DDR3 1066メモリ解析プローブ 約598万円から
※以下の製品は、アジレント・テクノロジーからの販売となります
Agilent 16950B 68チャネル ロジックアナライザ・モジュール(64Mメモリ) 約265万円から
Agilent 16951B 68チャネル ロジックアナライザ・モジュール(256Mメモリ) 約865万円から
*販売・出荷開始日: 本日
お客様からのお問い合わせ先:
計測お客様窓口 電話:0120-421-345
アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。19000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2006年度、50億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
アンドールシステムサポートについて
アンドールシステムサポートは、コンピュータの先端応用技術をもってユーザのシステム開発を支援するシステムサポートという業務を日本で初めて企業化しました。現在は、エンベデッドシステムの開発ソリューションを顧客に提供するための組込みトレーニング・セミナーの実施、組込み評価ボード/トレーナの開発、およびJTAGボードテストシステム、バス・アナリシスプローブなどの海外先端製品の提供と技術サポートのほか、顧客仕様による各種組込みシステム、FPGA/SOC開発、物流システム開発などを提供しています。アンドールシステムサポートの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.andor.jp