コマツ、子会社合併で小型機械事業を強化
子会社再編による小型機械事業強化に関するお知らせ
コマツ(社長:坂根正弘)は、本日開催の当社取締役会において、小型機械事業の強化を図るため、当社の全額出資子会社である、小松フォークリフト株式会社(社長:渋谷武男、以下「小松リフト」)と小松ゼノア株式会社(社長:青柳一博、以下「コマツゼノア」)を、本年4月1日をもって合併させることを骨子とする組織再編について決議いたしましたのでお知らせいたします。
なお、合併契約等の詳細につきましては、決定次第速やかにお知らせいたします。
記
1.合併の目的
小松リフトのフォークリフト及びコマツゼノアのミニ建機は、製品重量や生産台数等が似通っており、小松リフトでミニホイールローダー(ミニ建機)の生産、コマツ粟津工場でフォークリフト用トランスミッションの製造など、グループ内で生産面のシナジーを追求してきました。これらの小型機械は、都市化の進展に伴う都市インフラ整備や物流効率化のため、今後ともグレーターアジアをはじめとした海外需要の大きな伸びが期待できます。このたびフォークリフトならびにミニ建機を新たなユーティリティ事業と位置づけ両社を合併させます。合併後の新会社は国内、海外のユーティリティ事業に関わる関係会社も傘下に置き、グループの経営資源を総合的かつ効率的に活用することでシナジー実現を一層加速させて商品競争力向上を図り、マーケットポジションならびに収益力の向上を図ります。
<コマツゼノアについて>
コマツゼノアは、現在ミニ建機事業、農林機器事業、油圧機器事業の3事業を中核とした事業運営を行っております。そのうち農林機器事業については、既にお知らせしましたとおりスウェーデンのハスクバーナ社へ売却する方向で交渉を継続中です。
油圧機器事業につきましては、本年4月1日付でコマツへ移管し、コマツのエンジン・油機事業本部と統合し、事業効率を一層向上させていくことといたしました。
(子会社再編の概要)
※ 関連資料を参照してください。
2.合併の形態:吸収合併とし、存続会社は小松リフトの予定
3.合併後の社名・事業体制の概要(予定)
(1)名称(商号):コマツユーティリティ株式会社
(2)事業内容:コマツグループの小型機械の研究開発・製造・販売
(3)本店所在地:東京都港区芝公園2-4-1(現 小松リフト本社所在地)
(4)代表者:取締役社長 礒田 進(現、コマツ専務執行役員生産本部長)
なお、コマツユーティリティ株式会社は既存のフォークリフト事業の販売・サービスネットワーク(代理店、ディーラ網)をそのまま引継ぎ、「小松リフト」「KOMATSU FORKLIFT」という名称を継続使用いたします。
4.今後の見通し
今回の子会社再編(コマツゼノアの農林機器事業売却を除く)による当社連結業績への影響はありません。
【小松リフトの概要】
【コマツゼノアの概要】
※ 関連資料を参照してください。
以上