ネットマークス、オラクルのID管理ソフトとシャープ製複合機の連携コネクターを開発
ネットマークス、オラクルアイデンティティ管理ソフトウェアとシャープ製複合機の連携を実現
~複合機のID情報の管理作業軽減と効率化の実現により、内部統制を推進~
株式会社ネットマークス(本社:東京都港区元赤坂、代表取締役社長:大橋 純、以下ネットマークス)は、日本オラクル株式会社のソフトウェア「Oracle Identity Manager(オラクル アイデンティティ マネージャー)」と、シャープ株式会社製デジタルフルカラー複合機「MXシリーズ」との連携コネクタを開発しました。
内部統制実現のために有効であるアイデンティティ管理において、ドキュメントの入出力機器である複合機を対象にすることで、セキュリティ強化と運用の効率向上を図ることが可能です。本連携コネクタを含めたシステムの費用は一式3000万円(500ユーザ、カラー複合機10台のシステム構成の場合)から※で、2007年4月より提供を開始します。
※ハード機器、インテグレーション費用は、別途。導入企業のシステム規模や環境によって価格は異なります。
アイデンティティ管理とは、各アプリケーションにおけるユーザアカウントの追加・変更・削除作業を一元化し、ユーザのID情報やそれに付随するアクセス権限などを統合的に運用管理するためのシステム基盤で、企業の内部統制強化においても、重要な対応策の一つとして注目を集めています。また、オフィス内の複合機についても複数の社員が共有利用するため、権限に応じて利用者制限や機能制限を実施可能なシステムが求められております。
従来、複合機のユーザ認証は、ID情報を個々の複合機内に保有する方式や外部の認証管理サーバにID情報を登録し、利用の都度、複合機から認証サーバへ問い合わせする方式をとっておりました。しかしながら大規模なシステム環境においては、複合機の台数分ID情報を登録/変更する作業に多大な労力を必要とします。また、外部の認証管理サーバへ都度問い合わせる方式では、認証時のネットワーク負荷を軽減するための冗長化によるコスト増やネットワーク障害時に複合機が使えなくなるなどの課題がありました。
今回ネットマークスが開発した連携コネクタを利用することで、Oracle Identity ManagerからID情報を個々の複合機へ自動配信することが可能となります。ID情報を一括で登録・変更することが可能なため、ID情報の管理作業の軽減が図れ、より大規模なシステム環境へ適用できるようになります。
ネットマークスは、今後も日本オラクルのアドバンストソリューションパートナーとして、今回連携を実現したシャープ製複合機などに加え、「Oracle Identity Manager」と連携するシステムや対応アプリケーションを拡充し、より付加価値の高いアイデンティティ管理ソリューションを提供してまいります。
以 上
●「Oracle Identity Manager」について
日本オラクルが提供する「Oracle Identity & Access Management Suite」を構成する認証情報を統括して管理するための基盤製品群の一つで、アカウントの追加・変更・削除情報の自動配信やアカウント発行の承認ワークフロー、操作ログの記録や保全といった機能を備え連携アプリケーションにおけるユーザ情報の一元管理を可能にするアイデンティティ管理ソフトウェア。
●シャープ製デジタルフルカラー複合機「MXシリーズ」について
「環境への配慮:ECOLOGY」、「技術革新:REVOLUTION」、「ソリューション展開:SOLUTION」の3つ=「ECOLUTION」を開発コンセプトとしたデジタルフルカラー複合機シリーズ。トナー消費量を従来機比約30%削減しながら高画質を実現する独自の「ミクロストナー」を搭載し、粒状感(ざらつき)の少ない緻密な画質再生や高速印刷にも対応。全16モデルのラインナップ展開(2007年3月現在)。
(製品情報:http://www.sharp.co.jp/print/products/comp-c/index.html)
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