ペンティオ、RADIUSサーバー対応のPKIプライベート認証局アプライアンスを発売
ペンティオ株式会社は、PKIプライベート認証局アプライアンス
Pentio PKI Private CA for RADIUSを3月30日より発売開始いたします
ペンティオ株式会社(東京都新宿区、代表取締役:長谷川晴彦、以下 ペンティオ)は、PKIプライベート認証局アプライアンス Pentio PKI Private CA for RADIUSを、3月30日より発売開始します。同製品は、株式会社ステラクラフト(大阪市北区、代表取締役:植田 均、以下 ステラクラフト)のRADIUSサーバ製品Enterpras Std 2.1との機能連携に対応しました。
現在、無線LAN環境における利用者認証は、「PSK(事前共有鍵)+SSID+MACアドレスフィルタリング」などで利用することが多いと考えられています。しかしWEPなどの事前共有鍵方式は端末とアクセスポイントが同じ鍵を持つため、近年解読ツールが見つかっています。また、MACアドレスはアドレスを偽造したり、なりすましたりする不正が可能であるという問題などが見つかっています。そこでペンティオでは、「暗号鍵自動更新+IEEE 802.1X/EAP+RADIUS認証サーバ」による認証で強固なセキュリティを実現するソリューションをご提案します。
「暗号鍵自動更新+IEEE 802.1X/EAP+RADIUS認証サーバ」を構築するには、堅牢で運用実績の豊富なRADIUS認証サーバが必要です。Pentio PKI Private CAとステラクラフトのRADIUSサーバ製品Enterpras Std 2.1との機能連携により、強固で使い勝手の良い無線LAN認証基盤の構築が可能となります。
ステラクラフトのRADIUSサーバ製品 Enterpras Std 2.1は、
(1)高機能と運用しやすさを両立する“使いやすい管理ツール”
(2)複雑な組織にも対応できる“強力なグループ管理機能”
(3)他のシステムと協調できる“本格的なシステム連携機能”
を特長としているRADIUSサーバ製品で、すでに国公立大学、医療機関、研究機関などで多くの導入実績を持ちます。
Pentio PKI Private CA がEnterpras Std 2.1と機能連携したポイントは、以下の通りです。
(1)EAP-TLS認証をサポートし、クライアントとRADIUSサーバ相互にデジタル証明書を利用できるようにした
(2)クライアント環境側には、ユーザ認証のためのクライアント証明書をUSBトークンに格納して利用することができるようにした
(3)クライアント環境側には、端末を認証するためのコンピュータ証明書を、PC内証明書ストアに格納してPCのサプリカントで利用することができるようにした
(4)認証局とRADIUSサーバ連携のための準備・構築・運用がスムーズにできるようにした
以上により、これまで複雑な構築が必要で困難とされてきた「証明書によるEAP認証環境」が、現実的なソリューションとして導入可能になりました。
今後、国公立大学、中規模の中核病院や医療機関、研究開発施設、中規模企業などでも導入が進むものと考えられます。ペンティオとステラクラフトは、このような利用ニーズに対する強力で使い勝手の良い連携ソリューションとして、Pentio PKI PrivateCA for RADIUSとステラクラフトEnterpras Std 2.1を、パートナーシップを組み、共同でご提案・ご提供していきます。
■Pentio PKI Private CA
ペンティオが自社で開発・販売しているPKI証明書発行・認証のプライベート認証局です。プライベートCAとして既存システムにアドオンしやすいアプライアンスとなっています。また、発行したPKI証明書(秘密鍵)は、格納専用デバイスPentio PKI USB トークンシリーズに格納することにより、安全性と利便性を両立したクライアント認証システムが構築できます。PKI証明書の強力な認証と物理デバイスであるUSBトークンとの併用により、インターネットでの改ざん、なりすまし、盗聴、通信事実の否認を防ぎ、信頼できる通信環境をご提供します。
(※ 詳細は添付資料を参照してください。)
■Enterpras Std 2.1
ステラクラフトが独自開発したRADIUS認証サーバです。
通信キャリア等の大規模組織に多数導入済みのEnterpras Proをベースに、一般企業/学校のネットワークアクセスに必要な機能を抜粋。信頼性の高いユーザ認証基盤を使いやすい管理ツールとともに提供します。また、登録ユーザ数に応じたリーズナブルな価格を設定し、スモールスタートにも対応しています。
(※ 詳細は添付資料を参照してください。)
■商品名称と価格
◇Pentio PKI PrivateCA for RADIUS (型番PCA-RDS-100) 1,500,000円(税別)
(100クライアント証明書及び1サーバ証明書発行ライセンス版)
※100クライアントライセンス以上については、お問合せ下さい。
※サーバハードウェア、設定・設置については別途見積もりいたします。
※別途製品年間保守として製品定価合計15%が必要となります。
※導入及び導入支援などに関しては、事前にご相談下さい。
※IEEE802.1X EAP-TLS方式での環境構築には、クライアントソフトウェア、無線LANカード、アクセスポイントと共にIEEE 802.1X対応製品が必要です。
■ペンティオ株式会社
PKIソリューション事業部/長谷川 晴彦(はせがわ はるひこ)
〒160-0004 東京都新宿区四谷2-4 久保ビル3F
Tel:06-5919-0971(代表) Fax:06-4799-3330 E-mail:sales@pentio.com
ペンティオ株式会社は、PKI(公開鍵暗号基盤)を利用した製品開発を行っております。自社開発のプライベート認証局アプライアンス Pentio PKI PrivateCAを中心に、USBトークンやスマートカードなどの認証デバイスと組み合わせたソリューションのご提案を行っております。Pentio PKI PrivateCAは、すでに多くの企業・団体様の社内システムや業務システムでご利用いただいている導入実績があり、自社開発のためリーズナブルな価格でのご提供が可能です。詳細は、 http://www.pentio.com をご覧ください。
■株式会社ステラクラフト
【本社】
〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地1-4-20 桜橋IMビル
Tel:06-4799-3333 Fax:06-4799-3330 URL http://www.stellar.co.jp/
【東京事業所】
〒105-0021 東京都港区東新橋1-1-17 大鉄ビル
Tel:03-5537-5890 Fax:03-5537-5895
<参考製品紹介>
◇Enterpras Std 2.1
本体/登録ユーザ数:~100人 (初年度無償保守サービス付) 414,000円(税別)
※登録ユーザ数100人以上はお問合せ下さい。
※外部連携オプション345,000円(外部リポジトリを参照する場合に必要です)
※IEEE802.1X EAP-TLS方式での環境構築には、クライアントソフトウェア、無線LANカード、アクセスポイントと共にIEEE 802.1X対応製品が必要です。
* 本文中に記載されている製品名、及び社名はそれぞれ各社の商標、または登録商標です。