日本オラクル、企業内向け検索エンジンの新バージョンとコネクタを発売
日本オラクル
セキュリティ機能とデータアクセス機能を強化した
新バージョンの「Oracle Secure Enterprise Search 10g」とコネクタを発表
機密データの検索サポート機能とより柔軟なセキュリティ機能を追加
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町、代表取締役社長:新宅正明)は、2007年2月より販売開始した、企業内向け検索エンジンの新バージョン「Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)」と、本製品にて利用可能なコネクタの出荷開始を発表しました。本コネクタにより、以前のバージョンで対応していたデータソースに加え、15種類以上のグループウェアやECM製品、業務アプリケーションといったエンタープライズ・コンテンツ・ソースを追加開発なしで検索ができるようになります。さらに、「Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)」では、セキュア・サーチで利用するためのディレクトリ・サーバーに関しても、「Oracle Internet Directory」に加え、エンタープライズ・コンテンツ・ソース自身の持つディレクトリ・サーバーや他社のディレクトリ・サーバーを直接利用することが可能となります。
「Oracle Secure Enterprise Search 10g」は、以前のバージョンから「Oracle Database」、「Oracle Portal」や「Oracle Content Database」などのオラクル製品におけるセキュア・サーチ機能を持っています。今回発表した「Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)」とコネクタにより、「Oracle E-Business Suite 11i」、「Oracle Siebel」などのアプリケーション製品や「Windows NT File System(NTFS)」、「EMC Documentum Content Server」、「IBM FileNet Content Manager」、「IBM Lotus Notes/Domino」、「Microsoft Exchange」、「Microsoft SharePoint Portal Server」や「OpenText Livelink ECM」など、オラクル製品以外の情報ソースのセキュア検索に対応できます。これらの機能強化により、顧客は物理的にシステムを統合することなく情報を統合することが可能となるため、情報共有と情報保護の相反する2つの要件を満たすことがさらに容易になります。
また、「Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)」より追加されたセキュリティ・プラグイン機能によって、企業情報ソースにおける固有の認証や承認に関する仕組みに加えて、「Oracle Internet Directory」はもとより、「Microsoft Active Directory」、「Sun Java System Directory Server」、「OpenLDAP」等、他社のID管理製品に対応するなど、新たなID管理製品に対応するためのフレームワークも提供します。
「Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)」ではその他に「推奨コンテンツ」や「フェデレーテッド検索」といった機能を搭載しています。「推奨コンテンツ」は、「Oracle Secure Enterprise Search 10g」以外のあらゆる情報ソースからの検索結果やリアルタイム情報の取り込みを可能にします。この機能はGoogle OneBoxとの互換性があるため、Google OneBoxを提供するアプリケーションと容易に連携することができます。「フェデレーテッド検索」は、「Oracle Secure Enterprise Search 10g」のセキュアな検索リクエストを企業内の別の「Oracle Secure Enterprise Search 10g」で実行し取得することができます。
●価格と出荷日
■「Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)」
価格: ¥3,937,500 (税込み)/1 Processor、¥7,875 (税込み)/1 Named User Plus
出荷日:2007年2月22日(出荷済)
■「Oracle Secure Enterprise Search Connector」
価格:¥3,937,500 (税込み)/1 Connector
出荷日:2007年4月2日
対象コネクタ:「Documentum Content Server」、「Documentum eRoom、Filenet P8 Content Engine」、「Filenet Image Services」、「IBM Lotus Notes」、「IBM DB2 Content Manager」、「OpenText Livelink」、「Hummingbird DM」、「Oracle E-Business Suite」、「Oracle Siebel」
*価格は予告無く変更される場合があります。
価格の計算方法として「Processorライセンス」と「Named User Plusライセンス」があります。
Processor:ハードウェアの仕様(CPU数)に応じて価格設定をするライセンスです。
Named User Plus:オラクル製品に対して使用する権利を与えられている個人が何名いるかによって価格を設定する「指名ユーザー」ライセンスです。
●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、米国オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,602 名(2006年11月末現在)。
*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。
「Oracle Secure Enterprise Search 10g Release 1(10.1.8)」の採用決定をした国立大学法人上越教育大学と実際の導入をサポートした日本電気株式会社のコメント
■上越教育大学 学内ポータルサイトにおいては、ポータル内のアクセス権限に応じた検索が、各ユーザーの利便性を損なうことなく実現できることが必須の要件でした。
学内にある様々なコンテンツに対する横断的な全文検索をセキュアに実行でき、さらに、ポータルに組み込んだ検索エンジンとして最適な製品が「Oracle Secure Enterprise Search 10g」でした。
国立大学法人上越教育大学 大森 康正
■当事業部の東京大学への「Oracle Secure Enterprise Search 10g」導入実績を評価いただき、この度、大学内の様々なコンテンツに対するセキュア検索のご要求を満たすソリューションとして、上越教育大学に「Active Campus」と「Oracle Secure Enterprise Search 10g」を採用いただきました。今後も広く展開していきたいと考えております。
日本電気株式会社 文教ソリューション事業部長 秋月 啓孝