DOWAサーモテック、タイに熱処理事業の新会社を設立
タイに熱処理新会社を設立
当社(東京都千代田区外神田四丁目14番1号、資本金:364億円、社長:河野正樹)の子会社であるDOWAサーモテック株式会社(東京都千代田区外神田四丁目14番1号、資本金:10億円、社長:荻野峯雄)は、熱処理事業のアジア展開の一環として、4月2日付でタイに熱処理の受託加工・熱処理設備の製造・メンテナンスを行う現地法人「DOWA Thermotech (Thailand) Co.,Ltd.」を設立いたしました。
タイ南部のラヨン県イースタンシーボード工業団地に進出し、自動車部品等の熱処理受託加工や熱処理設備のメンテナンスサービスを開始する計画です。日本の自動車メーカーの海外進出は目覚しいものがあり、タイにおいては現地調達化の声が大きいなか、DOWAサーモテック(株)は日本におけるトップメーカーとしての役割を海外積極進出の方針のもと、タイにおいても果たすものです。まずメンテナンスサービスと金型系表面処理の提供は2007年12月からスタートし、2008年夏には浸炭処理、浸炭窒化処理など処理品目を拡大していく計画です。
さらに将来的には、熱処理設備の東南アジア製造拠点とし、タイを足がかりとして、自動車産業の大市場に成長することが予想されるベトナムなどへ販路を拡大するなど、売上は当面400百万円を見込んでいます。
DOWAサーモテック(株)は、既に熱処理事業は国内でトップクラスの規模を持ち、現在、国内8拠点、国外2拠点で事業を展開しています。旺盛な自動車市場を背景にさらに新しい生産拠点を作り、シェアの拡大に取り組んでおり、昨年は、(株)セムの経営権を取得したほか、岐阜県に新工場用地を取得しました。さらに、今年秋には群馬太田工場を稼動させる予定です。今後も、日本国内外で積極的な投資を行ってまいります。
《タイ現地法人の概要》
・社名:DOWA Thermotech (Thailand) Co.,Ltd.
・社長:荻野峯雄
・資本金:60百万バーツ(約210百万円)
・出資会社:DOWAサーモテック(株)(100%出資)
・所在地:タイ国ラヨン県イースタンシーボード工業団地
・事業内容:(1)熱処理(浸炭、浸炭窒化、硬質膜処理)の受託加工
(2)熱処理設備ならびに同付帯設備のメンテナンスサービス
(3)熱処理設備ならびに同付帯設備の製造(将来計画)
・設立日:2007年4月
・操業開始:2007年12月
(注)当社は2006年10月より、同和鉱業(株)からDOWAホールディングス(株)へ商号変更し、持株会社へ移行しました。DOWAサーモテック(株)は熱処理事業を承継し、当社が100%株式を保有する事業会社です。