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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'10.11.Fri
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2007'04.10.Tue

STマイクロ、中国のITCとLoongson(龍芯)プロセッサー共同開発で協力

中国の中国科学院のコンピュータ技術研究所(ICT)とSTマイクロエレクトロニクスが
Loongson(龍芯)プロセッサの共同開発を発表

プロセッサは世界レベルの性能と最適な消費電力を実現


 中国の中国科学院のコンピュータ技術研究所(以下ICT)とSTマイクロエレクトロニクス(http://www.st-japan.co.jp/、NYSE: STM、以下ST)は、ICTの開発したLoongson-2E IPをベースにしたプロセッサの開発および商品化を共同で行うことを発表しました。第一世代の製品Loongson 2Eはすでに一部の顧客にサンプル出荷されており、非常に競争力のある価格で世界レベルの性能と最適な消費電力を実現しています。

 ICTとSTの共同開発は、2004年のフランス-中国技術協力(CTIBO)に始まっています。このプロジェクトにおいて、ICTはプロセッサのアーキテクチャおよび設計を担当し、STは技術プロセス、製造および販売を担当しています。ICTとSTはこの製品を中国市場に共同で展開していく予定です。現在のライセンス契約に基づき、ICTはSTに対して、今後5年間共同で開発するプロセッサの製造および全世界での販売を許諾しています。

 ICTの取締役Li Guo Jieは次のようにコメントしています。「Loongson CPU R&Dプロジェクトは、中国の革新的能力の表れです。ICTはコア技術の研究開発だけでなく、そのIPの営業権にも注力しています。Loongson 2E IPの営業権を海外の企業が取得したという事実は、ICTが中国を世界的な技術競争の舞台に押し上げるのに成功したことの証です。STとの協力関係、また巨大市場の潜在能力と共に、この技術の商品化までの時間が短縮されます。」

 STマイクロエレクトロニクスのコンピュータ周辺機器グループのジェネラル・マネージャ兼副社長であるGian Luca Bertinoは次のようにコメントしています。「STが中国のコンピュータ設計における最も高度なR&DセンタであるICTと協力できることは、大きな誇りです。この共同開発により、ICTの高度なプロセッサ設計における優れた能力と、STの最先端技術および世界クラスの製造設備を組み合わせることができます。Loongsonファミリは、様々なアプリケーションに対して素晴らしい性能と低消費電力を実現します。」
 
 Loongsonプロセッサは、MIPS Technology Inc.のMIPS64(R)アーキテクチャと互換性のある、高度なスーパースカラー64-bitアーキテクチャをベースにします。STは、Loongsonプログラムの一部としてMIPS64アーキテクチャの完全なライセンスを獲得しています。

 MIPSおよびMIPS64は、米国およびその他の国におけるMIPS Technologies,Inc.の商標または登録商標です。その他記載の商標はそれぞれの所有者に帰属します。


ICTについて

 中国の中国科学院のコンピュータ技術研究所(ICT)は、中国でコンピュータ・サイエンスおよび技術を総合的に研究する最初の学術機関として、1956年に設立されました。ICTは中国科学院の「知識革新計画」の最初のパイロット機関です。ICTは今や中国全土にネットワークを広げる研究機関へと発展しつつあり、北京に本部を置き、上海、蘇州、寧波、東莞、その他に複数の事務所を展開しています。本部には3つの研究開発部門、1つの高度研究施設、1つのコンピュータ普及センターがあります。高性能コンピュータDawningシリーズ、Loongson CPU、Blue Whale Network Storageといった実績があります。
 ICTはさらに、次世代ネットワークのインフラストラクチャおよびデジタル・コンテンツ処理に注力し、モバイル・インターネット、高信頼性ネットワークおよびシステム、ブロードバンド携帯通信、センサ・ネットワーク、デジタル・メディア、人間とコンピュータの相互作用、バーチャル・リアリティ、およびマルチメディア端末について、綿密な調査を行っています。また、情報
セキュリティ、情報検索、グリッド・コンピューティングおよび知的情報処理について、理論、アルゴリズム、技術の研究を行っています。
 さらに詳しい情報はhttp://www.ict.ac.cnをご覧ください。


STマイクロエレクトロニクスについて

 STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。
 2006年の売上は98.5億ドルで、純利益は7億8200万ドルでした。
 さらに詳しい情報はSTのホームページ(ST日本法人http://www.st-japan.co.jp/、STグループhttp://www.st.com/stonline/)をご覧ください。

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