ニプロ、日機装製人工腎臓装置の海外への販売を開始
海外における日機装製人工腎臓装置の販売に関するお知らせ
ニプロ株式会社(代表取締役社長 佐野 實)は、このたび、日機装株式会社(東京都渋谷区恵比寿3丁目43番2号 代表取締役社長 甲斐 敏彦)より、同社製人工腎臓装置の供給を受け、海外への販売を開始することとなりましたので、お知らせいたします。
近年、医療技術の向上による長命化と海外における受診率の増加などにより、世界の人工腎臓関連製品市場は拡大が続いております。また、より高度な治療技術ときめ細かいサービスの提供に対する医療ニーズも高まってきており、このグローバルなニーズに応えるためには、海外における広範な製品供給と、サービスネットワークの構築が不可欠です。
ニプロは、ダイアライザー(人工腎臓透析器)販売における世界トップシェアを目指し、海外の販売拠点網を整備、地域密着のサービス体制を敷いております。ダイアライザー販売を世界的に拡大するためには、信頼性の高い人工腎臓装置も必要となり、このたび、海外市場で評価の高い日機装より人工腎臓装置の製品供給を受けることといたしました。
一方、日機装は日本国内の人工腎臓装置では50%以上のシェアを有し、海外向け販売も急速に増加しています。今後の世界的な血液透析市場の成長に対応して、自社販売ルートに加え、ニプロの販売ルートに人工腎臓装置を供給することで、世界における人工腎臓装置のシェア向上を目指します。
このたびの日機装からの装置供給により、ニプロは世界戦略に不可欠な信頼性ある人工腎臓装置を入手し、ダイアライザーの世界販売戦略を実現することが可能となります。
以上