NTTドコモ、新丸の内ビルディングに「多拠点型ビル管理用通信システム」を提供
多拠点型ビル管理用通信システムを新丸ビルに導入
-丸の内地区の4ビルに順次導入-
三菱地所株式会社(取締役社長:木村 惠司、以下三菱地所)は、NTTドコモ(以下ドコモ)が開発した「多拠点型ビル管理用通信システム」を、2007年4月19日(木曜)に竣工する新丸の内ビルディング(新丸ビル)を皮切りに、丸ビル、大手町ビル、岸本ビルの4ビルに順次導入し、運用を開始いたします。
今回、導入する多拠点型ビル管理用通信システムは、ドコモが提供するFOMA(R)/無線LANデュアル携帯電話「N902iL」を利用した無線IP音声通話システム「PASSAGE DUPLE(R)(パッセージ・デュプレ)※1」と、丸の内ダイレクトアクセス株式会社(三菱地所が51%出資)により丸の内エリア内に構築された光ファイバーネットワークを結びつけるもので、FOMAの機能に加え、導入された複数のビル間において無線IP技術による内線通話が可能となり、災害発生時などに緊急連絡手段として活用することができます。このシステムを、複数のビル間で導入する初めての事例となります。
本件については、三菱地所とドコモが、2002年9月4日に基本合意した丸の内地区における最先端ITモバイル化実現に向けた共同検討事項のひとつとして導入されました。現在、本件の他にも、ビル管理業務における各種作業申請をWebアプリケーション上で行う「作業届エキスパートシステム(仮称)」の開発などを進めております。
今後も、三菱地所とドコモはビルの管理業務のIT化・効率化を図るとともに、丸の内における安心安全便利なシステムを導入し、災害時や緊急時におけるエリアマネジメント体制の強化を行うとともに、携帯電話アプリケーションを活用した効率的なビル管理業務の実現に向けた検討を推進してまいります。
※1 PASSAGE DUPLE(パッセージ・デュプレ):
無線LAN機能を搭載したFOMAで利用できる企業通信システム。社外ではFOMA、社内ではIP内線電話として利用可能。
【 多拠点型ビル管理用通信システムの概要 】
■イメージ
(※ 関連資料を参照してください。)
■主な機能・サービス(予定も含む)
・FOMA回線・固定回線からの外線通話
・無線LAN環境下の内線通話
・プッシュトークプラス(TM)を利用した一斉連絡
・プレゼンス機能※1での位置および状況把握
・おサイフケータイ(R)を利用した入退室管理
・「無線LANブラウザ」、「フルブラウザ」を利用したインターネット閲覧 など
※1 電話をかけることなく相手先の状態が判断できる機能。
*「FOMA/フォーマ」「PASSAGE DUPLE」「プッシュトークプラス」「おサイフケータイ」は、NTTドコモの商標または登録商標です。