高千穂交易、新規ビジネス獲得めざしC&Dテクノロジーズと正規代理店契約を締結
高千穂交易、C&Dテクノロジーズ株式会社と正規代理店契約を締結
電源関連製品の拡充により産業機器市場の新規ビジネス獲得を目指す
高千穂交易式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:戸田秀雄、証券コード:2676)は、電源関連製品の専門メーカー、米C&Dテクノロジーズ社の日本法人、C&Dテクノロジーズ株式会社(本社:東京都品川区)と正規代理店契約を締結し、同社製品の販売を開始いたします。
電源エネルギーの制御や供給を行うパワー交換システムは、医療機器、電力・発電装置、航空宇宙機器などの産業分野をはじめ、民生機器においてもその性能を左右する重要な半導体で、大電流対応、小型、高効率など、さまざまな条件が求められています。
C&Dテクノロジーズ社は電源関連製品のパイオニア企業で、待機用電力システム、高周波スイッチング電源、その他のパワーストレージ/変換システムを製造しています。多様な顧客ニーズに応える幅広い製品群と、世界各地に有する開発・生産・営業拠点によりグローバルにビジネスを展開し、テレコム、ネットワークシステム、半導体装置、テスター、画像診断装置分野で高い実績を誇っています。
中でも特に、(1)ブリックサイズのコンバータ(一般的な入力電圧48Vに加え、テレコム及び一般工業用に24Vの製品ラインを持つ)、(2)デジタルIBA型POL(注1,2)(電圧をデジタル制御し、どんな負荷条件にも細かく対応可能で実装スペースとコストの低減を実現できる)を主力製品としています。
高千穂交易は、同社の正規代理店となることにより、近年注力している産業機器市場での新規ビジネス獲得、シェア拡大を目指します。2007年度は同社から移管される顧客への販売活動を推進し、約6億円の売上を目指します。また、既存の取扱い製品との複合提案も活発化させ、既存顧客に向けた高付加価値ソリューション提案を推進します。
●注1 IBA(Intermediate Bus Architecture) 中間バス・アーキテクチャ、中継バス技法
通信機器やパソコンなどに広く用いられている分散電源技法。高電圧の電源からの電圧を、安定化制御を掛けながら低電圧の「中間」バス電圧に変換してLSIへ供給する方法。
●注2 POL(Point of Load)
LSIの近くに専用の電源回路として配置するDC-DCコンバータ。LSIと電源回路の距離を1cm前後にすることができ、電源線の抵抗成分が減るので静的な電圧降下を抑制可能。さらにインダクタ成分も削減できるため、チップの動作によって電流量が大きく変化しても、これに伴う電圧の変動を小さく抑え込める。このため、応答速度の速さが必要な電源に利用される。LSIの近くに実装するため、小型化要求が高い。
■C&Dテクノロジーズ株式会社について
米国デイテル社の製造する電子部品、電子機器製品の日本における販売拠点として1974年に設立され、以来ユニークかつ優れた製品を国内市場に紹介してきました。2004年6月、デイテル社が米C&Dテクノロジーズ社パワーエレクトロニクス部門(PED)の傘下に入り、2005年6月に社名をC&Dテクノロジーズ株式会社に変更しました。
主要取扱い製品は、DC-DCコンバータ、A/D、D/Aコンバータをはじめとするデータ変換/収集部品およびこれらの技術を応用したデジタルパネルメータ等、旧デイテル社製品にC&Dテクノロジーズ社の小型DC-DCコンバータ、AC-DC電源、インダクタ/トランスなどの電力部品等の電源製品ラインが加わり、幅広いビジネスを展開しています。
(設立:1974年 本社:東京都品川区) URL:http://www.cd4power.jp/
■米C&Dテクノロジーズ社について
C&Dテクノロジーズ社は、スタンバイパワー、モーティブパワー、パワーエレクトロニクスの3事業部から成り、待機用電力システムや高周波スイッチング電源、その他のパワーストレージ/変換システムを製造し、販路を広く世界に展開しています。エレクトロニクス分野における各種電源製品を扱うパワーエレクトロニクス(PED)事業部は、現在マサチューセッツ州マンスフィールドの旧デイテル本社・工場に本部を置き、小型オンボードDC-DCコンバータ、工業用/軍用/商用の各種AC-DC電源、インダクタ/トランスなどの電力部品といった電源製品ラインを有しています。近年、NCL、セレスティカ・パワー・システム(CPS)、デイテルなどの電源メーカーを傘下に置き、さらなる事業の拡大を推し進めています。
(設立:1906年 本社:米国ペンシルバニア州ブルーベル) URL:http://www.cd4power.com/
■高千穂交易について
高千穂交易は、1952年創立以来、世界の最先端エレクトロニクス商品・技術・サービスを日本に紹介し、数多くの企業の情報化に貢献してまいりました。「ビジネスセキュリティ」を事業コンセプトとして、ビジネス環境に「安全・安心・快適」を提供し、お客さまの企業価値増大に努めています。
半導体・電子部品を幅広く取り扱う電子プロダクトと、スライドレール・ガススプリングを始めとする機構部品プロダクトを中核とする「デバイス事業」、商品監視システム・監視カメラシステムなどのセキュリティプロダクトと、企業ネットワークシステム・入退室管理システム・蔵書/資産管理システムなどのビジネスソリューションプロダクトを中核とする「システム機器事業」、ならびに、付加価値の高いサポートサービスおよびソリューションサービスを提供する「カスタマサービス事業」を展開しています。
URL:http://www.takachiho-kk.co.jp/