トレンドマイクロ、東京・新宿本社内に国内専門のウイルス解析&サポートセンターを設立
日本国内専門のウイルス解析&サポートセンター
「リージョナルトレンドラボ」が本格稼動
~日本に特化した不正プログラムの検体収集とパターンファイル作成を開始~
トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704)は、日本国内専門のウイルス解析&サポートセンター「リージョナルトレンドラボ」を新宿本社内に設立し、本日より本格稼動を開始することをお知らせします。本センターは、日本に特化したウイルス、スパイウェアなどの不正プログラムを能動的に収集すると同時に、それらを検出するパターンファイル(※1)を作成します。
※1 リージョナルトレンドラボで作成するパターンファイルは、プレミアムサポート契約の法人顧客向けの単一の不正プログラムに対応する一時的なバンテージパターンファイルです。通常のオフィシャルパターンファイルの作成と配信はこれまで通り、フィリピンのトレンドラボが主に行います。
■ 「リージョナルトレンドラボ」設立の背景と目的
インターネット利用者に不利益をもたらす不正プログラムは、大きくその傾向を変化させており、愉快犯による不特定多数への攻撃から小規模標的型に移行しています。また、ソーシャルエンジニアリング手法の悪質化により、言語に依存した地域別の攻撃も頻繁に発生しています。
これまで、ウイルスを検出するパターンファイルはフィリピンのトレンドラボにおいて24時間365日体制で作成する、集中型のオペレーションを採用してきましたが、以前のように世界的な流行種のウイルスへの対応に加えて、地域での対応を強化するため、日本国内専用の「リージョナルトレンドラボ」を設立しました。「リージョナルトレンドラボ」は日本地域に密着した脅威情報の収集とそれらに対抗するパターンファイル(※1)の作成を行い、トレンドマイクロのセキュリティサービスの基盤強化を図ります。
● 不正プログラムの収集
メール用、Web用、プロキシ用、ボット用、P2P用などの複数種類のハニーポットシステムを用意し、日本で発生している不正プログラムのサンプルを能動的に収集します。攻撃手法を統計的に把握し、グローバルと日本の脅威を比較分析し、迅速な解決策の提供や新しい攻撃の調査に利用します。
● ソリューションの作成
収集した不正プログラムを解析し、検出するパターンファイル(※1)を作成します。また、特定の不正プログラムの専用駆除ツールや、日本向けに使用方法を簡素化したシステムクリーナーなど、状況に応じ最適な手法で柔軟なソリューションを提供します。
なお、リージョナルトレンドラボ設立による今後の新しいパートナーサービス展開の基盤として「Trend Micro Monitoring Operation Center」をリージョナルトレンドラボ施設内に設置します。法人顧客向けの監視サービスを2007年第4四半期から提供開始することを予定しています。
※リージョナルトレンドラボの詳細は下記URLよりご確認いただけます。
http://jp.trendmicro.com/jp/about/company/trendlabs/rtl/index.html
※TRENDMICRO、Trend Labsは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。
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