能美防災、ヒートアイランド抑制効果見込む「ドライミスト」を本格販売開始
「ドライミスト」を本格販売開始
ドライミストは、地球温暖化対策・ヒートアイランド対策に貢献し、「涼・爽・快・清」を提供します。
能美防災株式会社(本社:東京都千代田区、社長:田上 征、資本金:133億2百万円東証1部上場)は、ドライミストを平成19年から本格販売を開始しました。
ドライミストは、蒸散効果によるヒートアイランド抑制システムとして、平成15年から16年に経済産業省中部経済産業局の地域新生コンソーシアム研究開発事業として、能美防災(株)ならびに名古屋大学、清水建設(株)、中部電力(株)、(株)川本製作所および(株)トーキンが共同開発したシステムです。
平成17年に愛・地球博ではじめて紹介され、平成18年には、六本木ヒルズ66プラザ、秋葉原駅前広場と函館五稜郭タワーアトリウムに常設導入され、東名高速道路上郷サービスエリア、JR東日本仙台駅に試験設置され好評を博しました。
平成19年4月にオープンした新丸の内ビルディングにも常設導入されました。
ドライミストは、ヒートアイランド対策のひとつとして、蒸散効果により噴霧エリアの気温をおよそ2~3℃低下させる効果が期待されます。
◆ドライミストは
○気温、湿度、風などの気象条件に応じた自動運転により電力や水の使用を極力抑えます。
○極めて微細な粒子で蒸散作用に優れ、人に触れてもほとんど濡れるという感触がありません。
○上水道を直接使用し、ステンレス配管を採用するなど、衛生面にも十分配慮しました。
平成19年からは、品揃えを拡充するとともに、能美防災(株)の総合提案力を活かして幅広いユーザーに対してシステムを提供していきます。
◆販売予定
価格は設備規模により異なりますが、5百万円~5千万円となります。また、平成19年度は10物件の販売を見込んでいます。
●ドライミストは、能美防災株式会社の登録商標です。
●蒸散効果とは、液体が気体になるときに周辺の熱を奪う現象です。この原理により、ドライミスト噴射による微細な霧状水滴の気化により周囲温度を冷却します。