東レ、今期の「クールビズ」の取り組みを強化
今期「クールビズ」の取り組み強化について
東レ株式会社は今期の「クールビズ」対応を積極化し、(1)6月1日~9月30日に期間を拡大、(2)毎週金曜日を、「クールビズ・フライデー」に指定して来客対応時や全社会議も含めた全ての場面でクールビズ対応にて勤務すると定めるなど、取り組みを強化します。また、当社の「クールビズ」促進に向けた衣料素材事業においては、百貨店、量販店、大手小売店をはじめ、アパレルメーカーとの取り組みで清涼感のある素材や通気性の良い素材などを積極的に投入し、「クールビズ」対応の企画商品を拡大して参ります。
「クールビズ」は一昨年から政府の推奨により全国的に実施され、「チームマイナス6%」(京都議定書の目標を達成するための国民的プロジェクト)の一環として展開されています。当社も、これまで、6月21日(夏至)~9月23日(秋分の日)の期間で、東京・大阪・浦安の3本社オフィスならびに技術センター(滋賀)などの事務所において、軽装奨励、室内空調温度を28℃に設定するなど「クールビズ」対応を行って参りました。
今年は環境省の主導の下、「クールビズ」推進に向けた新企画「COOL BIZ EXECUTIVES」(クール ビズ エクゼクティブス)で「チームマイナス6%」賛同企業の代表者をモデルとした「クールビズ」ファッションポスターが制作され、6月から東京・大阪の主要な駅やインテリジェントビル、新聞広告に掲示・掲載される予定です。当社は、代表取締役社長・榊原定征がポスターに登場し、「クールビズ」推進に協力することとなりました。
東レは持続可能な循環型社会発展に向けて省資源・地球環境保護への取り組みを総称して“エコドリーム”として推進しています。コンセプトは「クリーン&レスエナジー」で、環境配慮型製品の事業は、炭酸ガス削減、エネルギー削減、水浄化(水処理)、空気浄化、有害物質削減、リサイクル、クリーンエネルギーなどの分野に注力しています。当社は地球環境問題にグループ全体で取り組み、2008年度には温室効果ガス(GHG)について、京都議定書での日本の約束である6%をはるかに上回る、10.4%を削減する見込みです(1990年対比)。
なお、今期の取り組みに関する詳細は下記の通りです。
記
1.概要:
「クールビズ」活動期間の幅を広げることに加え、オフィスでの「クールビズ」による執務を積極化し、事業面では当社繊維事業本部が推進している「クールビズ」ファッション対応の企画商品展開・促進を支援することにより省エネによる地球温暖化防止への貢献を目指す。
2.期間:平成19年6月1日(金)~9月30日(日)
3.内容:
(1)上記期間中の「月~木」曜日は、各職場の業務実態に応じて来客対応時を除き、クールビズ対応
(ノー上着、ノーネクタイやクールビズ対応服の着用)による勤務を奨励する。
(2)上記期間中の毎週金曜日は「クールビズ・フライデー」とし、来客時や全社会議を含めて、クールビズ対応による勤務を奨励する。
4.「クールビズ」対応商品の取り組みについて:
当社は昨シーズンに引き続き、「クールビズ」に対応する素材・商品企画を大手SPA、GMS、百貨店、アパレル向けに展開しています。2006年の販売規模は約300億円(上代換算ベース)、2007年は取引先との共同開発も含め更なる取り組み強化を図り、機能性とファッション性を兼ね備えた、より完成度の高い商品を消費者の皆様にお届けして参ります。
なお、「クール白書」は昨年に引き続きイオン(株)で、「風通る」シリーズは青山商事(株)を中心に展開中です。
<ご参考:東レの「クールビズ」対応主要素材>
※ 関連資料参照