パナソニックコミュニケーションズ、7mm厚のパソコン内蔵型DVDスーパーマルチドライブを出荷
世界最薄(注1)、7mm厚の光ディスクドライブ
世界初(注2)の7mm厚DVDスーパーマルチドライブを出荷開始
パナソニックコミュニケーションズ株式会社は、光ディスクドライブとして世界で初めて、7mmの厚さのパソコン内蔵型DVDスーパーマルチドライブを、5月よりパソコンメーカーに出荷開始しました。
当社は、光ディスクドライブのキーデバイスを内製化することなどにより、今まで薄型光ディスクドライブとして12.7mm厚や9.5mm厚のものを、業界に先駆けパソコン向けとして発売してきました。今回は、今までのノウハウや技術を結集することで、これまでの光ディスクドライブとして最も薄い9.5mmをさらに薄くした、世界最薄の7mm厚のDVDスーパーマルチドライブを、OEM製品として出荷開始したものです。
本製品は、DVD-RAMなど7種類の記録メディアに対応しているDVDスーパーマルチドライブでありながら、薄さだけでなく質量においても99グラムの軽量化を実現しているため、ノートパソコンに強く求められている薄型化や軽量化に大きく貢献するものです。
当社は、世界最薄7mm厚の本製品を、高付加価値製品の一つとして位置づけて訴求していくとともに、今後も一層の機能・性能の強化を進めていく予定です。
<主な特長>
1.世界最薄(注1)、7mm厚の光ディスクドライブ
2.質量99グラムの軽量化を実現
3.7種類の記録メディアに対応のDVDスーパーマルチドライブ
注1.世界最薄:CDやDVDのパソコン向け光ディスクドライブとして。なお、外形寸法は、厚さ(高さ)が7mmで、幅が128mm、奥行が127mmです。
注2.世界初:2007年5月に出荷を開始したことで。
【開発の背景】
近年、テレビ機能付きノートパソコンの増加などで大容量の映像データを扱う機会も多くなり、ノートパソコンなどでDVDドライブの需要拡大とともに、ドライブの小型化や軽量化に対する要求が大変強くなってきています。当社は、1996年に12.7mm厚のCD-ROMドライブ、1998年に9.5mm厚のCD-ROMドライブ、2003年12月に9.5mm厚のDVDマルチドライブなどと、当時世界最薄の各種光ディスクドライブを業界に先駆けて出荷してきました。今回当社は、昨今の光ディスクドライブに対する小型化への要望に対応して、光ディスクドライブとして世界最薄の7mmの厚さで、加えて99グラムの軽量化を実現したDVDスーパーマルチドライブを開発して出荷したものです。
【主な特長】
1.世界最薄(注1)、7mm厚の光ディスクドライブ
本製品は、光ディスクドライブの製品として世界初(注2)の7mmの厚さを実現した世界最薄のDVDスーパーマルチドライブです。
これまで、ノートパソコンに内蔵されている一番薄い光ディスクドライブの厚さは、9.5mmでした。しかし、当社は自社製薄型ピックアップの開発などにより、厚さ7mmという世界最薄の光ディスクドライブ製品を実現しました。
このように、光ディスクドライブの厚さが、9.5mmから7mmへと2.5mm(約26%)も薄くなることにより、パソコンのデザイン設計の自由度が大きく高まるとともに、ノートパソコンの薄型化にも貢献します。
2.質量99グラムの軽量化を実現
本製品は、比重の軽いアルミニウムなどの素材の採用や、モーターや実装基板などの主要部品の軽量化に取り組むことで、100グラムを切る99グラムを実現したものです。
このため、ますます軽量化が求められているモバイルパソコンなどに本製品を組み込むことで、パソコンの軽量化にも大きく寄与することができます。
3.7種類の記録メディアに対応のDVDスーパーマルチドライブ
本製品は、薄型にもかかわらず、DVDとCDの規格の7種類(DVD-RAM,DVD-R,+R,DVD-RW,+RW,CD-R,CD-RW)のディスクへの記録と、9種類(7種類にDVD-ROMとCD-ROMを付加したもの)のディスクの再生ができるDVDスーパーマルチドライブとなっています。
【薄型の記録型DVDドライブの需要動向】<世界市場(当社調査)>
2006年度(実績) 2007年度(予測) 2008年度(予測)
薄型の記録型DVDドライブ 5,800万台 8,200万台 9,900万台
以 上
ホームページURL:http://panasonic.co.jp/pcc/