住友商事とAEパワー、南アフリカ電力会社から変電設備を約85億円で受注
住友商事と日本AEパワーシステムズが
南アフリカ電力会社(ESKOM)より変電設備を受注
住友商事株式会社(社長:岡 素之 本社:東京都中央区 以下、住友商事)と日本AEパワーシステムズ(取締役社長:森 雅一 本社:東京都港区以下、AEパワー)は、今般、南アフリカ共和国の国営電力会社である南アフリカ電力会社(本社: 南アフリカ サントン市 以下、ESKOM)より、南アフリカ各所に建設される変電所用の変圧器・分路リアクトルを受注しました。
受注額は約85億円で、完成・引渡し納期は2007年10月から2009年5月の予定です。契約内容は、AEパワーが765kV 667MVA変圧器7台、765kV 133MVAr分路リアクトル16台などの機器製造および据付、試験までを一括して請負う契約となっております。本件は、2006年3月に入札が実施され、住友商事・AEパワーの他に欧州の主要メーカーが応札した結果、同社との過去の取引で培った経験を生かした商品のラインナップ、及び日本AEパワーシステムズの技術力が高い評価を得て、住友商事・AEパワーへの発注が決まったものです。住友商事・AEパワーは、2003年3月にも、765kV変圧器、分路リアクトルの納入契約を、ESKOMと締結しており、本件はそれに続く4年ぶりの大型契約なります。
今回受注した変電設備は、ヨハネスブルグ東方に位置する各石炭火力発電所から、ケープタウンに送電する765kV送電系統の各変電所に設置し、2010年に開催されるワールドカップ南アフリカ大会に合わせて増加するケープタウン等、南アフリカ南部の電力需要を賄うものとして期待されています。また、追加設備の入札交渉も継続しており、更に追加受注すべく注力しています。
近年、南アフリカ共和国においては、工業化の進展を背景とする堅調な経済成長に伴い、年4%の電力需要の伸びが予測されており、新設変電設備、発電プラントの建設及び既設変電設備、発電プラントの設備更新、保守点検需要など、今後20年間で2兆円を超える投資が予定されています。住友商事・AEパワーは、今回の受注を基盤として南アフリカでの発電所・変電所の継続受注を目指していきます。
*分路リアクトル:長距離送電や都市部向けの高電圧ケーブル送電において、昼夜や季節による負荷の変動をもとに送電電圧が変動する。そのため、電圧の調整やエネルギー損失を少なくするのに送電線の回路から分けて(分路)、設置する装置。
以 上
*本件に関するお問い合わせ先*
■照会先
住友商事株式会社
電力・プラントEPC第三部
TEL 03-5144-9808(ダイヤルイン)
E-Mail: noboru.yoshino@sumitomocorp.co.jp
株式会社日本AEパワーシステムズ
営業統括本部国際営業本部
〒105-0003 東京都港区西新橋三丁目8番3号
TEL 03-5405-8928(ダイヤルイン)
E-Mail: ozawa-naoki@mb.jaeps.com