プロロジス、免震構造や風力発電システム導入の物流施設「プロロジスパークセントレア」が竣工
プロロジス、中部国際空港に隣接する大型物流施設
「プロロジスパークセントレア」の竣工式を挙行
-多様な物流・業務形態に対応可能な先進の高機能物流センター-
免震構造や風力発電システムを導入したサステイナブルな物流施設
物流施設専門の不動産開発会社プロロジス(日本本社:東京都港区東新橋)は、2007年6月5日、マルチテナント型(複数企業向け)大型物流施設「プロロジスパークセントレア」の竣工式を、中部臨空都市・空港島総合物流ゾーン内の同施設内で執り行った。竣工式には、愛知県から宮島寿男企業庁長、常滑市から浜島孝夫副市長、常滑商工会議所から伊奈輝三会頭ほか関係者の方々や近隣企業の方々、当施設の設計施工を担当する株式会社竹中工務店から人見亨専務取締役、プロロジスからはプレジデント兼日本共同CEOである山田御酒らが参列し、同施設の完成を祝い、今後の事業のさらなる発展を祈願した。
■「プロロジスパークセントレア」について
40フィートコンテナトレーラーが各階に直接乗り入れできるランプウェイを2基(上り用・下り用)備えた、地上5階建ての「プロロジスパークセントレア」は、フォワーダーなど航空貨物を扱う企業ニーズに応えるため、使いやすさ、貨物の搬出入のスピードを最大限に高める構造と、3PL企業やメーカーの物流に伴う加工を空港地域内で、ワンストップで行える高効率総合物流センターの機能を併せ持つ。
当施設の1階から3階には航空貨物の搬出入作業に適した低床式倉庫スペースを設置し、4階から5階は、3PL企業などの物流企業のニーズに合わせ、ピッキング作業や仕分けなど物流加工に適したプラットフォームによる高床式倉庫スペースを設置した。そのため、1階から3階の中央車路の幅は、大型車両が安全かつ迅速に出入庫を行える設定とし、20メートル大スパンの荷捌きスペースを確保した。また、中央車路は強風、悪天候の際でも荷捌き作業の効率を高めることができる全天候型構造を採用し、車路の両側に面する倉庫スペースの車両バースに大型車両が横付けできるため、コンテナなどの搬出入作業効率をより高めることができる。なお、1階から3階は3.5トン大型フォークリフト走行に対応し、さらに一部ULD(ユニット・ロード・デバイス)用のリフター設置が可能な床荷重補強を施した。そして、4階から5階は、2.5トンフォークリフトの走行に対応している。屋上には大型トラック待機場40台分と普通車駐車場309台分の駐車スペースを設置、また、施設の3面が道路に面した立地を生かし、敷地、建物を一方通行利用とする合理的な車両導線を確保した。
また、外構緑化、計4基の小型風車システムの屋上への設置による風力発電の実施、常滑焼などの地域素材やリサイクル素材を使ったタイルなどの利用、雨水利用システムによる植栽の潅水やトイレの洗浄水などへの利用や地震発生時にも荷崩れや保管物の破損を防ぎ、施設内で働く従業員の安全を確保する最新の免震構造と環境負荷の低減効果の高いプレキャストコンクリート構造の導入など、省エネルギーを実現し、企業の事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)をサポートするサステイナブル物流施設として、人とモノそして環境に優しく、多様な物流ニーズにきめ細やかに応える仕様となっている。
その他、最新のITインフラ設備を持つオフィススペースを各階に確保し、24時間体制で稼働する中央管理センターなど高いセキュリティ機能を装備すると同時に、より働きやすい環境を従業員の方々へ提供するためカフェテリアやベンディングコーナーなどアメニティ施設も併設した。
総合保税地域指定空港である中部国際空港セントレアは、名古屋市から鉄道で最速28分、車で名古屋市中心部から約40分の距離にあり、国内外への航空貨物のみならず、名古屋市・中部、北陸エリアを対象とする様々な企業の物流ニーズに適した最良の物流拠点であり、国際的な物流ハブとしての成長が見込まれている。
今後、プロロジスは「プロロジスパークセントレア」の運営・管理を通じて、中部国際空港を利用する物流関連企業の戦略物流の実現および顧客サービスの更なる充実をサポートすると同時に、新たな雇用の促進、物流システムの発展など愛知県、常滑市ならびに周辺地域の経済活性化へ貢献し、自然環境保護活動に協力する。
なお、「プロロジスパークセントレア」を含めると、愛知県内でプロロジスが運営または開発を行っている物流施設は、「プロロジスパーク東海」(東海市名和町アスクル株式会社専用物流施設稼働中)、「プロロジスパーク小牧」(マルチテナント型*2008年3月竣工予定)ほか2施設の計5施設となる。また、全国で計62施設、総延床面積として約3,143,000平方メートル(総賃貸面積約2,793,000平方メートル)の運営・管理、開発を進めている。
プロロジスは、物流施設の立地選定、開発、設計施工から運営・管理まで、関連業務すべてをワンストップで提供する物流施設(物流倉庫、物流センター)専門の不動産開発会社として、社会基盤や経済、人々の生活を支える物流企業や各メーカーの最良のサポーターであるべく、そのニーズに応えるため日本全国を網羅する物流施設ネットワークを構築する計画であり、今後も日本各地の戦略的物流拠点に物流施設を開発・取得する。
【 「プロロジスパークセントレア」概要 】
名 称:プロロジスパークセントレア
所在地 :愛知県常滑市セントレア4丁目11-3
敷地面積:24,865m2(約7,522坪)
延床面積:83,301m2(約25,200坪)
構 造:鉄筋コンクリート造(免震プレキャスト鉄筋コンクリート構造)
地上5階建て
着工日 :2006年4月18日
竣工日 :2007年6月5日
■プロロジスについて(http://www.prologis.co.jp)
プロロジス(日本本社:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター8階プレジデント兼日本共同CEO:山田御酒、三木真人世界本社:米コロラド州デンバーNYSE:PLD)は、物流施設を専門に開発・所有・運営する不動産会社として、先進的かつ高品質な物流施設と物流関連サービスを世界各地の主要都市で提供しています。現在、業界のグローバルリーダーとして、北米、欧州、日本、中国、韓国に展開する20ヶ国、103地域を通じ、2,525棟の物流施設を所有・管理または開発しており、その総運営延床面積は4,060万平方メートル(約1,229万坪東京ドーム約868個分)以上にのぼります。プロロジスは、物流施設の開発・運営から世界規模のネットワーク構築に関わる様々な要因を包括的にカバーする独自の「プロロジス・オペレーティング・システム(ProLogis Operating System)」を通じて、世界中どこでも、顧客企業に真のニーズに応えるベスト・ソリューションをワンストップで提供します。日本国内では現在62棟、総延床面積約3,143,000平方メートル(総賃貸面積約2,793,000平方メートル)の物流施設(開発または建設中を含める)を運営し、関連サービスを提供しています。プロロジスについての詳細は、ウェブサイトhttp://www.prologis.co.jp/をご参照下さい。
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