矢崎総業、車載カメラで危険を察知し警告を発する予防安全支援装置を8月発売
車載カメラで危険な車間接近や車線逸脱を監視、瞬時にドライバーに警告する
予防安全支援装置「AWS-3000」を新発売
デジタルタコグラフやドライブレコーダーで運送事業者の安全を支援している矢崎総業株式会社(社長:矢崎信二、資本金:31億9,150万円、本社:東京都港区)は、トラックやバスの安全運行をリアルタイムでサポートする予防安全支援装置「AWS-3000」を8月1日より発売します。
価格は100,000円(本体のみ/取付費・消費税別)。高速道路を長距離走行する旅客、運送事業者を対象に初年度5,000台の販売を計画しています。
【 開発背景 】
トラックやバスの居眠り運転による事故が社会問題となっています。特に、高速道路上では重大事故につながるため、事故防止の対策が強く求められています。
当社は、1959年、日本で初めてタコグラフを発売、さらに2005年にはドライブレコーダー「YAZAC-eye」を発売し、運送事業者の安全運行を支援してきました。
しかし、タコグラフもドライブレコーダーも、安全運転には直接効果を発揮するものの、新たなニーズとして事故発生をその場で防止する為の、予防安全に効果のある装置が待たれていました。
【 新製品の概要 】
今回発売する「AWS-3000」は、車載カメラによるリアルタイムな画像解析により、走行状態を常にモニターし、危険な車間接近や車線逸脱など事故を予兆させる危険な状態が起きた場合に、警報音や振動音で乗務員に警報を発し、安全運行を支援します。
<「AWS-3000」の3つの機能>
(1)前方車間距離警報
車載カメラと車速から前方車両との衝突時間を計測し、危険な状況に達すると3段階の画面とブザー警告でドライバーに危険を知らせます。
*衝突までの秒数を計算し、1.6秒前、1.0秒前、0.6秒前等の3段階で警告。(設定可)
(2)前方衝突警報
前方車両への急激な接近(急な割り込みや前方車両の急停車等)で衝突の危険性が高まった時に、点滅画面とブザー警告でドライバーに危険を知らせます。
(3)車線逸脱警報
ウインカーを出さないまま走行車線の逸脱や車線変更を行うと、危険と認識して、画面とブザー警告でドライバーに危険を知らせます。
【 製品概要 】
1.商品名 予防安全支援装置「AWS-3000」
2.標準販売価格 100,000円(本体のみ/取付費・消費税別)
3.発売予定日 2007年8月1日
4.初年度販売計画 5,000台
<参 考>
*タコグラフ…運行記録計。車両速度を時間経過と共に記録する装置。当社は1959年に日本で初めてタコグラフの製造を開始。当初はチャート紙を使用するアナログ式でしたが、1999年にデジタルタコグラフが認可されて以降、コンピュータで詳細なデータ解析ができるデジタル式への移行が進んでいます。
*ドライブレコーダー…交通事故や急ブレーキ、急旋回等の衝撃を起点として前後の画像を記録する装置。交通事故の原因特定などに大きな効果を発揮しています。
以 上
※商品画像は添付資料を参照