リニアテクノロジー、ハンドヘルド・アプリケーション向けパワーマネージメント・ソリューションを販売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3559」を販売開始
高効率デュアル同期整流式降圧コンバータ付きモノリシック・リニアUSBバッテリ・チャージャ
2007年6月7日 - リニアテクノロジーは、ハンドヘルド・アプリケーション向けの効率的な多機能パワーマネージメント・ソリューション「LTC3559」の販売を開始しました。LTC3559は高さの低い(0.75mm)小型の3mm×3mm QFN-16パッケージで供給されます。1,000個時の参考単価は275円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3559は、スタンドアロン・リチウムイオン/ポリマー・バッテリ・チャージャと2個の高効率同期整流式降圧レギュレータを内蔵し、3mm×3mmの高さの低いQFNパッケージで供給されます。リニア・バッテリ・チャージャはACアダプタ電源から最大950mA、USB電源から最大500mAの充電電流を供給できます。このデバイスは、フルスケールの20%または100%の充電電流の設定、シャットダウン/イネーブル用のSUSPピン、CHRGピンの4つの異なる表示状態など、高度なUSB機能を搭載しています。スタンドアロンの自動制御動作によって設計を簡素化し、充電終了用の外付けマイクロプロセッサが不要です。バッテリの最終フロート電圧は±0.4%精度です。
チャージャは特許取得のサーマル・レギュレーション回路を搭載しているので、過熱の恐れなしに最大充電レートを実現します。また、NTC入力により、温度規定充電が可能です。LTC3559はサスペンド・モードでバッテリから流れる電流が3μAを下回るので、バッテリ・エネルギーを節約できます。チャージャは最大5.5Vの入力(さらに強度を増すための7Vの絶対最大過渡電圧)に対応できます。
LTC3559に内蔵された2個の同期整流式降圧レギュレータは100%デューティサイクル動作を特長とし、それぞれ最大400mAの出力電流を供給可能で、出力電圧を最小0.8Vまで調整できます。内蔵の低RDS(ON)スイッチによって90%の高い効率が可能で、バッテリ動作時間を最大限に延ばします。
また、Burst Mode(R)動作により、わずか35μAの消費電流(シャットダウン時は<1μA)で軽負荷時の効率を最適化します。これらの降圧レギュレータは固定周波数電流モード・アーキテクチャを採用し、2.5V~5.5Vの入力電圧範囲で動作します。2.25MHzの高いスイッチング周波数で動作するので、高さ1mm以下の低コストで小型のコンデンサやインダクタを使用できます。さらに、これらのレギュレータはセラミック出力コンデンサで安定し、出力電圧リップルを非常に低く抑えます。
■LTC3559の特長:
・完全な多機能PMIC:リニア・チャージャ、2個の降圧レギュレータ
・ACアダプタ入力からの充電電流をプログラム可能:最大950mA
・20%または100%の電流を選択して、USBポートから直接充電
・外付けのMOSFET、センス抵抗、ブロッキング・ダイオードが不要
・サーマル・レギュレーションにより、過熱なしに最大充電レートを実現
・±0.4%精度のプリセット・バッテリ・フロート電圧
・スタンドアロンの自動制御動作
・複数の表示状態を備えた充電状態出力
・高効率のデュアル同期整流式降圧レギュレータ
・降圧コンバータの出力電圧範囲を調整可能:0.8V~VBAT
・降圧コンバータの出力電流:コンバータ当たり400mA
・2.25MHz固定周波数動作
・熱特性が改善された高さの低い(0.75mm)16ピン3mm×3mm QFNパッケージ
注:RDS(ON)のDS(ON),VBATのBATは下付。
フォトキャプション:多機能リニアチャージャ+デュアル同期整流式降圧レギュレータ
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