日立ソフト、統合ID管理ソフト「SR-Account」を内部統制に向けて機能強化
統合ID管理ソフト「SR-Account」を内部統制に向けて機能強化
~権限の自動割当て機能により運用を効率化~
日立ソフト(本社:東京都品川区、執行役社長:小野功)は、統合ID管理ソフトウェア「SR-Account(エスアールアカウント)バージョン2」の販売を本日より開始します。新バージョンでは、新たにDB更新アダプタを取り入れることでシステム連携先の幅を広げるとともに、内部統制で求められる職務権限の分類を管理するために必要なアカウントプロビジョニング(※1)機能の更なる強化を図りました。
「SR-Account」は、組織やユーザの情報をDBで一元管理し、複数のシステムや業務アプリケーションに割当てを行う統合ID管理ソフトウェアです。「SR-Account」では、職務分掌・職務権限に基づく権限管理を行うことにより、内部統制で求められるSoD(Segregation of Duties:職務権限の分離)を確実に守る環境を確立し、「IT全般統制」を実現します。これにより、不正行為を抑止し、コンプライアンス向上を促進します。
(※1)アカウントプロビジョニング:人事情報システムなどからの情報の取込により、システムのユーザ管理情報の作成、追加、変更、削除などの作業を自動的に行うこと
「SR-Account バージョン2」では、次の機能を大幅に強化しました。
(1)システム連携範囲の拡張
DB取込連携エージェントとDB出力連携エージェントからなる、DB更新アダプタにより、他システムのDBと連携しID統合を実現します。
(2)職務権限の設定を自動化
組織や役職などの属性項目と役割をルール化し、それに基づくロールを割当てることで、職務権限の管理を更に容易に実現します。
■「SR-Account」の概要
※添付資料を参照
■主な特長
(1)ID運用管理者の作業負荷を軽減
(a)職務権限を実現するルールによる権限の割当
利用者の役職や権限などの属性をルールにより自動的に権限を割当てることができます。また、組織の再編に合わせて権限を自動的に生成するルールロール機能があります。
(b)職務分掌に対応した階層型管理
職務分掌に対応した階層管理が行えます。上位組織の情報を継承して下位組織の情報を自動生成する継承機能や、所属組織に応じて適切なグループロールに自動割当てを行う機能があります。
(c)更新情報の事前定義
更新情報を事前に定義し、適用日に反映が可能です。変更、削除、登録予定データを適用日別に確認できます。
大規模な人事異動や組織変更でも管理者の作業負荷を軽減できます。
(2)日本固有の制度に柔軟に対応
兼務による権限の割当てや人事異動時の旧権限の期限付きでの付与等、日本固有の人事異動に対応します。
■主な機能
(1)対話機能
・Web画面から組織、利用者、ロールの追加、更新、削除、異動、無効の設定や兼務及びロールの割当及び解除
(2)プロビジョニング機能
・組織、階層型管理によるロールの割当て
・属性項目に対するルールにもとづくロールの割当て(※)
・XMLによる容易な属性の拡張機能(※)
(3)エージェントマネージャ機能
・スケジュール設定による各エージェントの自動実行
【エージェントの種類】
・CSV取込エージェント/CSV出力エージェント
・Active Directory連携エージェント/Exchange Server連携エージェント
・DB取込連携エージェント(※)/DB出力連携エージェント(※)/LDIFファイル出力機能(※)
(LDIF:LDAP Data Interchange Format、LDAPデータ交換フォーマット)
※バージョン2の追加機能
■動作環境
サーバOS:Windows Server 2003 SP1 以降
Web:IIS6.0
DB:SQL Server 2005
■価格:3000ID ライセンス399万円(税込み)~
■出荷開始時期:2007年6月13日より
■関連URL:http://hitachisoft.jp/Products/sraccount/
※日立ソフトの正式名称は、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社です。
※SR-Accountは、日立ソフトの商標です。
※その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。