2006'11.30.Thu
業界団体の中国電子視像業協会と市場調査会社の賽諾市場研究公司(SINO・Market・Research Ltd.)は10月31日、中国カラーテレビ業界に関する報告会を開き、2006年9月単月における32-42インチの国産液晶テレビの利益が軒並みマイナスとなったと報告した。
報告書によると、液晶テレビの価格は、第3四半期(7-9月)は前四半期(4-6月)比13.5%の値下がりとなった。10月1日の国慶節前後の連休前に起きた価格商戦が原因という。SINO・AV部の喩亮星・部長は、「9月の液晶テレビの各規格、コスト、利益の分析によると、主力商品である32、37、40、42インチは全てマイナスで、20-32インチにわずかな利益があるだけだ」と述べ、コストの上昇と技術の問題に加えて、不健全な価格競争が業界全体を苦しめている現状を指摘した。
06年の液晶テレビの売上額は340億元で、カラーテレビ売上全体の3分の1。07年には500億元を突破するとみられている。しかし液晶テレビの売り上げが増えるほど利益が減少する構図になっている。
現在、大手メーカーのTCLや創維(スカイワース)では全売上の27%がフラットテレビで、07年には40%以上に上昇する見通し。メーカーの売上高の半分を液晶テレビが占めれば、液晶テレビの赤字が企業全体の赤字へとつながる可能性は大きいとみられる。(編集担当:入澤可織)
■関連ニュース
・ CRTテレビのサンプリング検査、2割が不合格 (2006/10/23)
報告書によると、液晶テレビの価格は、第3四半期(7-9月)は前四半期(4-6月)比13.5%の値下がりとなった。10月1日の国慶節前後の連休前に起きた価格商戦が原因という。SINO・AV部の喩亮星・部長は、「9月の液晶テレビの各規格、コスト、利益の分析によると、主力商品である32、37、40、42インチは全てマイナスで、20-32インチにわずかな利益があるだけだ」と述べ、コストの上昇と技術の問題に加えて、不健全な価格競争が業界全体を苦しめている現状を指摘した。
06年の液晶テレビの売上額は340億元で、カラーテレビ売上全体の3分の1。07年には500億元を突破するとみられている。しかし液晶テレビの売り上げが増えるほど利益が減少する構図になっている。
現在、大手メーカーのTCLや創維(スカイワース)では全売上の27%がフラットテレビで、07年には40%以上に上昇する見通し。メーカーの売上高の半分を液晶テレビが占めれば、液晶テレビの赤字が企業全体の赤字へとつながる可能性は大きいとみられる。(編集担当:入澤可織)
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・ CRTテレビのサンプリング検査、2割が不合格 (2006/10/23)
(サーチナ・中国情報局) - 11月1日
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