2006'11.30.Thu
NTTコミュニケーションズ (NTT Com)は2006年11月1日、メールの複数配信や添付ファイルメールの誤送信による情報漏えいを防ぐ、宛先分割・添付ファイル暗号化システムの販売を開始した。
メールアドレスの設定やファイルの暗号化を自動的に行い、操作の手間を省いて、情報漏洩のリスクを軽減するもの。
1メールを配信時にメールアドレスを「TO」や「CC」で列挙したために、配信された全員にメールアドレスが明らかになったり、メールを誤送信してしまい、その添付ファイルを第三者に読まれたりした結果、外部に情報が流出する、という事故が多発している。
現状では、メール送信による情報漏洩対策として、複数人による事前確認やファイルへのパスワード設定などが行われているが、手作業で時間がかかる上、誤操作の可能性が残る、という問題点があった。
自動宛先分割機能はメールアドレスの漏洩を防止するもので、送信側メールサーバーが自動的に社外メールアドレスを認識、個別にメールを送信し、社外の受信者に対しては本人のアドレス以外にはアドレスが表示されない(特許申請中)。
添付ファイルの自動暗号化機能は「 Camellia 」を使用、電子メールの送信時に、社内/社外あてを問わず、メールサーバーが添付ファイルを自動的に暗号化、同時に復号のためのパスワードを生成し、添付ファイルとは別のメールで送信する。
参考価格は、500ユーザーで850万円(総額)。
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(japan.internet.com) - 11月1日
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