2006'11.30.Thu
EMC ( NYSE:EMC ) は30日、重要なアプリケーションやデータの保護/復旧を支援する企業向けの新ソフトウェアを複数発表した。ネットワークやソフトウェアの障害、人的エラーに備える。
この復旧管理という手段は、情報の生成から破棄に至るライフサイクルにおいて、大量のファイルを集積する上で重要な要素だ。
EMC と競合する IBM ( NYSE:IBM ) や Hewlett-Packard ( NYSE:HPQ ) なども、それぞれデータ復旧関連製品を開発している。中でも EMC は、少数のソリューションではなく、複数製品展開に注力している。
今回 EMC は、常時データ保護 (CDP) ソフトウェアの最新版『EMC RecoverPoint』を発表した。新版は従来版と比べて中身を全面的に刷新しており、同社ソフトウェア製品担当シニアディレクタの Robert Emsley 氏によると、同社が 買収 した Kashya の遠隔データ複製および障害復旧技術をベースにした製品になったという。
同社が RecoverPoint を初めて 発表 したのは、ちょうど1年前のことだ。当時同製品は、CDP を専門に手がける MendocinoSoftware の技術を用いていたが、この提携関係は、Kashya の買収完了と同時に破棄された。
また RecoverPoint は、自社のストレージ仮想化ソフトウェア『 Invista 』もサポートし、複数ベンダーの機器が混在する環境でも、障害復旧と遠隔複製を行なえる。
RecoverPoint はすでに発売済みで、最小構成価格は8万3000ドルだ。
EMC はまた、新製品『NetWorker Dashboard 1.0』も発表した。Emsley 氏によると、同製品は EMC の『NetWorker』ソフトウェア製品が標準装備する報告/分析機能を強化し、リアルタイム監視以上の能力をもたらすものという。
NetWorker Dashboard 1.0 は11月に発売の予定で、最小構成価格は2000ドルだ。
同社の Microsoft ( NASDAQ:MSFT ) 製品に対するサポートも、変わることなく続いている。今回発表した新製品の1つ『EMC Backup Manager for SharePoint 1.0』は、サーバーや Web サイトも含めて、Microsoft の『Windows SharePoint』の要素をすべてバックアップする製品だ。
Backup Manager for SharePoint 1.0 の価格は2500ドルで、11月発売の予定となっている。
■関連記事
BT、管理セキュリティサービス会社買収で IT サービスを補強
IBM と Microsoft が Eメール アーカイブシステムで提携
EMC、第3四半期決算とともに人員削減計画も発表
ストレージ技術イベントで、データ保護に話題集中
Fujitsu Computer Systems、暗号化対応ストレージサーバーを発表
デイリーリサーチバックナンバー、コラム、セミナー情報等はこちらから
http://japan.internet.com/
デイリーでお届けする最新ITニュースメールの御購読申込はこちらから
http://japan.internet.com/mail/newsletters.html
(japan.internet.com) - 10月31日
PR
Post your Comment
広告
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
