アウディAG、パリでスポーツカー「新型アウディR8」を発表
新型アウディR8、パリで発表
ルマン耐久レースマシンの遺伝子を持つ究極のスポーツカー
アウディAGは、パリモーターショーのプレスデイ前日の9月27日(水)、新しいスポーツカー アウディR8をパリ西部の新副都心地区 ラ デファンスで行われた「ワールド・プレミア・イブニング」にて発表しました。
ヨーロッパでは2006年9月28日から受注開始、2007年上半期からデリバリーが予定されています。
新型アウディR8は、ドライサンプ潤滑システムを採用するV型8気筒4.2リッター、420馬力FSIエンジンをミッドマウントする魅力的なドライビングマシンであり、同時にアウディ ブランド最高峰のスポーツカーとなるものです。0 - 100 km/h加速4.6秒、最高速度301km/hに達する駆動力を発生するパワフルなエンジン、クワトロ・フルタイム4WDシステム、Rトロニック シーケンシャル シフトギアボックス(オプション)、アウディ スペース フレーム(ASF)を採用する軽量アルミニウムボディが織りなすパフォーマンスは、まさに究極のドライビングダイナミズムを実現します。
新型アウディR8は、ルマン24時間耐久レースで5度の総合優勝を誇るレーシングカーR8の名称と遺伝子を継承。アウディ ルマン クワトロ コンセプトカーが登場して3年、いよいよそのシリーズ生産モデル、アウディR8がパリモーターショーで公開されました。先駆的なデザインと卓越したテクノロジーにより、幾多のモータースポーツのカテゴリーで頂点を極めてきたアウディ。その経験とノウハウは、「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」のブランドスローガンとして、サーキットにおいても、一般道においても、最先端テクノロジーと同義語とみなされるようになりました。そして、同社初のミドシップスポーツカー、R8には、その経験とノウハウが活かされています。
ルマンでは、スプリントレースとは異なり、すべてのシステムが24時間の長丁場にわたって完全に機能しなければなりません。したがって、アウディスポーツのエンジニアリングスタッフは、彼らのキャリアで最大のチャレンジに立ち向かうことになりました。最高レベルのパフォーマンスを確保し、ドライビングダイナミクスを最適化することはもちろん、耐久レースでは、信頼性を確立させるとともに、随所に人間工学的デザインを取り込む必要があります。これら耐久マシンの遺伝子が、ロードゴーイングスポーツカーにも受け継がれ、さらにエキサイティングなデザインと相まって、独創的で個性的なアウディR8が完成しました。
アウディR8の市場導入により、プログレッシブでスポーティなブランドイメージがさらに高まることを期待しています。なお、日本導入時期、仕様、価格は未定です。