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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.02.Sun
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2007'03.20.Tue

ヤマハ発動機、アスタキサンチン原料工場の完成により量産を開始

ヤマハ発動機、ライフサイエンスビジネス(※)を本格的に展開

“アスタキサンチン原料工場”が完成。10月より企業向けに供給開始
屋内生産により高品質で安定したアスタキサンチン原料の供給を実現


 ヤマハ発動機株式会社は、静岡県袋井市に建設中だった“アスタキサンチン原料工場”を、この程完成させ、10月26日より量産を開始します。工場の生産能力はアスタキサンチンの原料であるヘマトコッカス藻の乾燥藻体ベースで年間約20トン。工場で生産された原料は、油脂メーカーによって抽出精製され、アスタキサンチン製剤「PURESTA(ピュアスタ)」オイルとして、同月末よりサプリメント・食品・化粧品等のメーカーに販売します。

(※)当社におけるバイオテクノロジー関連事業は、呼称を“ライフサイエンス事業”とし、これと併せて10月1日より部署名を「バイオ事業開発部」より「ライフサイエンス事業推進部」に変更しました。

 完成した“アスタキサンチン原料工場”は、袋井市の「久能工業団地」に取得した約37,000m2の敷地内に位置した鉄骨2階建てで、建築面積約1,800m2、延床面積3,300m2です。同工場は、独自開発の屋内培養システム「ヤマハ高効率バイオリアクター」を中心とした最新技術を駆使した培養設備や健康食品GMP(適正製造規範)取得を前提とした生産体制により、濃度8%という高濃度、かつ高品質で安全性に優れたアスタキサンチン原料を安定的に供給します。
 なお、2005年7月に完成したライフサイエンス事業の研究開発拠点であるライフサイエンス研究所も併設しており、研究開発から生産までを一元化することで一層の生産性向上を図ります。

 アスタキサンチンを核としたライフサイエンス事業を次代の戦略ビジネスに位置づける当社にとって、今回の“アスタキサンチン原料工場”の完成は、事業の本格化を意味します。
 当社では、10月より販売を開始する「PURESTA」オイルに加えてアスタキサンチンの水溶化製剤についても太陽化学株式会社の協力のもと開発を進めており、年内には商品化を予定。アスタキサンチンの用途拡大に向け、飲料メーカーへの販売を開始します。さらに、来年春には一般消費者向けの商品(サプリメント)の発売も予定しており、これら製品の販売により、初年度の売上高は約10億円、2015年には年間売上高300億円を目指します。

 当社は、今後も、自社だけでなく大学および民間研究機関との共同により、大きな可能性を秘めた微細藻類研究の強化・充実を図り、ライフサイエンス事業を通じて、企業目的である“世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する” を実現します。


■ アスタキサンチン原料工場 概要
所在地    : 静岡県袋井市久能工業団地内
生産開始日 : 2006年10月26日
建築面積  : 約1,800m2
延床面積  : 約3,300m2
構造種類  : 鉄骨2階建て構造
主要設備  : ヤマハ高効率バイオリアクター(ヘマトコッカス藻培養装置)
生産能力  : 年間約20トン(ヘマトコッカス藻乾燥藻体ベース)
投資額    : 約20億円(建物・設備)

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