~ ベストリフォーム部門:立教大学第1食堂 ~
2月9日、建築・設備維持保全推進協会(BELCA)が主催する 第14回BELCA賞の選考結果が発表され、株式会社 構造計画研究所(本社:東京都中野区、資本金10億1,020万円、代表取締役: 服部正太、以下:構造計画研究所)が構造設計をおこなった立教大学第1食堂が「BELCA賞ベストリフォーム部門」を受賞しました。
立教大学第1食堂は、移転当初から存在する煉瓦造の一つで、東京都の歴史的建造物にも指定されている現役の校舎です。レンガ仕上げの歴史的建造物であることから、耐震補強が目立たないように工夫しています。例えば、食堂棟全体にかかる地震力に対しては、食堂棟の裏側に新築した剛強なRC造の厨房棟で支えています。また、食堂棟そのものの補強は、高張力のタイバーやフラットバーなどの細い鉄骨を多用して仕上げの邪魔をしないようにしています。
●工事概要
所在地 東京都豊島区西池袋3-34-1
竣 工 1918年
改 修 2002年
用 途 学生食堂(改修前後とも)
所有者 学校法人 立教学院
設計者 設計:立教大学管財部施設課
(株)坂倉建築研究所
構造:(株)構造計画研究所
施工者 清水建設(株)
選考委員からは、「本物件は、保存に止まらないリフォームの実施例で、今回のリフォームにより、姿は原型に再現され、機能は現代に蘇生された。」との高い評価をいただきました。
構造計画研究所は、これまでも小田原城など多数の城址の設計や、旧琵琶湖ホテルの改修など、歴史的建築物の設計に数多く携わってきました。今後も高度な設計技術を用いて歴史的建築物の保存に貢献してまいります。
■本リリースに関する報道関係からのお問い合わせは、下記にお願いします。
株式会社構造計画研究所
〒164-0012 東京都中野区本町4-38-13
構造設計部 技師長 奥薗 敏文
TEL:03-5342-1106/FAX:03-5342-1206/e-mail:okuzono@kke.co.jp
または
株式会社構造計画研究所
〒164-0012 東京都中野区本町4-38-13
コーポレートコミュニケーション&マーケティング部
広報担当 佐藤 仁宣(キミノリ)/佐藤 壮(タケシ)
TEL:03-5342-1141/FAX:03-5342-1241/e-mail:kkeinfo@kke.co.jp
関連URL:http://www.kke.co.jp/
■補足:BELCA賞「ベストリフォーム部門」とは
BELCA賞とは、良好な建築ストックの形成に寄与することを目的として、適切な維持保全や優れた改修を実施した建築物のうち、特に優秀なものを選び、(社)建築・設備維持保全推進協会(BELCA)会長が表彰する既存建築物の総合的表彰制度。同賞は「ロングライフ部門」、「ベストリフォーム部門」の2部門で選ばれる。「ベストリフォーム部門」は改修により画期的な活性化が図られた建築物で、改修から1年以上経過したものを対象として選考される。
社団法人 建築・設備維持保全推進協会:http://www.belca.or.jp/
■構造計画研究所について
1959年設立。現在ネットワーク、マルチメディア、情報通信、移動体通信分野から建設、製造分野に至るまでの広範かつ最新のIT技術を駆使したソフトウェア開発ならびにソフトウェアプロダクトを提供。さらにOR・シミュレーション手法を用いた工学・製造分野におけるコンサルティングサービスやマーケティング分野におけるコンサルティングサービスも行っています。また建設・環境分野における数値解析コンサルティングサービスや建築・構造設計分野でも強みを発揮しており、様々な業界に対し、多様なソリューションを提供しております。
※構造計画研究所および、構造計画研究所のロゴは、株式会社構造計画研究所の登録商標です。