日本チェーンストア協会、７月の販売概況を発表
平成１８年７月度・チェーンストア販売概況
★全体の概況
平成１８年７月度は、前半は好調だったが、後半は長雨、日照不足、梅雨明けの遅れの影響を受け、季節商品を中心に動きが鈍化し、総販売額は前年同月を下回った。
※会員企業数 ８６社／店舗数 ８，８２４店
※総販売額 １兆２，０８４億円（店舗調整前） ９８．６％ （店舗調整後） ９６．８％
＜部門別の概況＞
・食料品 ７，１９８億円（店舗調整前） １００．７％ （店舗調整後） ９９．０％
・衣料品 １，６７２億円（店舗調整前） ９７．３％ （店舗調整後） ９６．０％
・住関品 ２，４０６億円（店舗調整前） ９９．８％ （店舗調整後） ９７．４％
・サービス ４７億円（店舗調整前） ４８．０％ （店舗調整後） ４７．６％
・その他 ７５９億円（店舗調整前） ８６．８％ （店舗調整後） ８５．６％
★商品別の動き
＜食 料 品＞
●農産品は、野菜は相場高でキャベツ、レタス、トマト、玉ねぎ、にんじん、なす、カット野菜を中心に好調。果実はスイカ、さくらんぼ、バナナは好調だが、桃、メロンは不調。
●畜産品は、豚肉、鶏肉は好調だが、牛肉は不調。ハム・ソーセージの動きは良かった。
●水産品は、生切身は好調だが、冷凍えび、貝・海藻は不調。刺身盛り合わせの動きは良かった。塩干は塩鮭、一汐開きは好調だが、魚卵は不調。土用の丑の日は国産ウナギを中心に動きが見られた。
●惣菜は、温惣菜は中華、スナック、焼き物は好調だが、揚げ物は不調。要冷惣菜はサラダなど洋惣菜は好調だが、和惣菜は不調。寿司、米飯の動きは良かった。
●その他食品は、乾麺類、インスタントコーヒーは好調だが、米、飲料、アイスクリームは不調。菓子は洋風は好調だが、和風は不調。酒は好調。日配の洋風デイリーは乳製品は好調だが、牛乳は不調。和風デイリーは練物、浅漬けは好調だが、水物、生麺類は不調。ベーカリーは菓子パンは好調だが、和菓子は不調。
＜衣 料 品＞
●紳士衣料は、ビジネス関連はジャケットは好調だが、スラックスは不調。カジュアルはカットソーは好調だが、ポロシャツは不調。服飾はクールビズ効果でドレスシャツは好調だが、ネクタイは不調。
●婦人衣料は、外装はジャケットが好調。トップスはブラウス、カットソーは好調だが、ポロシャツは不調。ボトムスはスカートは好調。
●その他衣料・洋品は、紳士肌着、子供パジャマ、ソックスは好調。トドラー、男児、女児は好調。雨が多かったためレイングッズは好調。婦人水着、浴衣の動きは鈍かった。
＜住 関 品＞
●日用雑貨品は、行楽用品、和・洋食器、台所用品は好調。バス用品、トイレ用品は好調。掃除洗濯用品は好調。玩具はゲーム、男児は好調だが、女児は不調。文具、ペーパー類は好調。タバコは前月の増税前のまとめ買いの反動で不調。バッグ、旅行カバンの動きは良かった。
●医薬・化粧品は、医薬品は風邪薬、皮膚薬は好調。制度化粧品は好調。一般化粧品はヘアメイク、ヘアケア、ボディケアは好調だが、フェイスメイクは不調。防虫剤、芳香剤は好調。
●家具・インテリアは、家具は収納用品、スチール家具、組み立てボックスは好調。寝具・寝装品は夏布団、タオルケットは好調。インテリアはカーペットは好調だが、カーテンは不調。
●家電製品は、液晶テレビは好調だが、オーディオ関連は不調。扇風機、除湿機、洗濯機は好調だが、エアコン、冷蔵庫は不調。健康家電の動きは良かった。
●その他商品は、スポーツ用具は好調だが、スポーツウェアは不調。ペット用品、園芸用品の動きは良かった。
＜サービス・その他＞
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は０．４％であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は６．３％であった。