MGPA、東京都千代田区九段下の9階建てオフィスビル一棟を取得
マッコーリー・グローバル・プロパティ・アドバイザーズ、九段下のオフィスビルを取得
私募不動産ファンド運用会社、マッコーリー・グローバル・プロパティ・アドバイザーズ(本社:バミューダ、日本事務所:東京都千代田区、日本事務所代表:重政重明、以下MGPA)は、都内のオフィスビル一棟を取得しました。
今回MGPAが売買契約を締結したのは千代田区にある9階建てのオフィスビルで、東京メトロ九段下駅に程近い場所に立地しています。総床面積は7,480平米、11台分の駐車場を備えています。
今回のビル取得に際し、MGPAのマネージング・ディレクターを務めるサイモン・トレーシー(Simon Treacy)は次のとおりコメントしています。「MGPAは、物件取得後に、改修を通じて物件のバリューアップを図る点を強みとしています。今回も改修によりオフィスビルのクオリティを向上させ、それに伴いテナント賃料水準も高める計画を実施します」。
また、トレーシーはマーケットに関し次のように語っています。「国内のオフィスビル需要は、堅調に転じた日本の景気を背景に、2006年上半期も好調を維持しました。東京、なかでも都心部での賃料の動向は力強く上昇しています」。
MGPファンドIIは2005年9月に募集を完了しており、資金調達額は13億米ドル(日本円で1,508億円、8月22日現在のレート: 1ドル=116.04円にて算出)に上ります。東京、ソウルおよび香港などの都市に既に10億米ドルを投じています。
国内では既に、都内のオフィスビル1棟ならびにタワー型マンション1棟、金沢市香林坊に商業・居住の複合物件1棟を取得しています。また本日、別リリースにてMGPAが札幌市内のタワー型マンション1棟を取得し、高級賃貸マンションの新ブランド「マイアトリア」を立ち上げた件を発表しています。
トレーシーは業界の見通しについてもコメントしています。「国内の不動産業界は依然として力強く成長する見通しです。MGPAは今後も国内に投資機会を見ており、近い将来、ポートフォリオがさらに拡大するものと期待を寄せています」。
■MGPAについて:
私募不動産ファンド運用会社であるマッコーリー・グローバル・プロパティ・アドバイザーズ(MGPA)は、欧州やアジア市場での運用に焦点を当てた投資サービスを投資家に提供しています。
本社をバミューダに設け、香港、東京、ソウル、ロンドン、ルクセンブルグの各支店のネットワークを通じて香港、韓国、日本、中国、英国、イタリア、オランダ、ベルギー、スイス、フランス、ポーランドならびにドイツで、総額31億米ドル相当の資産を運用しています。
MGPAが管理する投資案件は、不動産の開発および再開発プロジェクト、ジョイントベンチャーならびにオフィス、商業施設、工業・住宅用不動産の管理事業と多岐にわたります。
MGPAは2004年2月に実施されたレンドリース・コーポレーションからのMBOを経て、設立されました。同社株式は、経営陣ならびに豪州の投資銀行大手マッコーリー銀行が保有しています。