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2025'03.14.Fri
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2007'02.11.Sun

三菱電機、機械の安全制御をプログラマブルに実現できる安全シーケンサを発売

安全制御を実現する安全シーケンサ

「MELSEC-QSシリーズ "MELSEC Safety"」発売のお知らせ


 三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、機械類の安全性を規定するISO12100や改正労働安全衛生法に対応するための安全制御を実現するシーケンサとして、安全シーケンサ「MELSEC-QSシリーズ "MELSEC Safety"」を9月29日から発売します。


【 発売の概要 】
 (※ 関連資料を参照してください。)

【 発売の狙い 】
 機械類の安全性を規定する国際規格ISO12100が2003年に発行され、世界各国で安全機能を組み込んだシステムの構築が急速に進んでいます。日本でも2006年4月に労働安全衛生法が改正され、生産設備に対するリスクアセスメントの実施や国際安全規格への対応が急務になっています。
 産業ロボットや機械など生産設備の安全制御には、これまで安全リレー盤が使用されてきましたが、安全制御の増大や高機能化に対応しつつ、装置を小型化し、かつ保守性を向上するために、安全リレー盤のシーケンサへの置き換えが求められています。
 当社がこのたび開発したMELSEC Safetyは、機械の安全制御をプログラマブルに実現できる安全シーケンサです。安全制御のプログラム化による開発、保守期間の短縮やコスト削減に貢献するほか、自己診断機能により検出された故障を調査する機能などを備え、入出力機器を省配線で接続できます。また自動車や液晶など様々な製造現場にて幅広く利用されているシーケンサMELSEC-Qシリーズとの優れた連携が可能で、「安全」と「制御」の統合的な管理を実現します。

【 新製品の特長 】
1.機械安全に適用可能な安全機能を実現
 MELSEC Safetyは、機械安全に適したフェールセーフ機能と自己診断機能を実現し、機械安全制御に関する国際規格として最高レベルのIEC61508 SIL3とEN954-1カテゴリ4適合認証を取得しています。

2.一般制御との優れた連携を実現
 MELSEC Safetyのエンジニアリング(開発、保守)環境は、一般制御で使用されている汎用シーケンサMELSEC-Qシリーズと同じエンジニアリング環境GX Developerを使用できます。使い慣れた画面と操作で安全ロジックを作成できます。安全制御専用の独自なエンジニアリング環境や操作の習得を必要とせず、使い慣れたGX Developerにより、エンジニアリング期間の短縮とコスト低減が可能です。
 また一般制御用のネットワーク(MELSECNET/H)経由で安全CPUユニットや安全リモート局の情報を収集・管理・監視できます。

3.オープンでマルチベンダーな安全ネットワークCC-Link Safetyに対応
 MELSEC Safetyは安全フィールドネットワークCC-Link Safetyに対応しています。ライトカーテンやロボットなどのCC-Link Safety対応機器と接続でき、省配線でオープンなCC-Link Safety対応のシステム構築が可能です。

【 その他の特長 】
1.安全制御の小型化、大容量、省配線を実現
 安全制御をソフトウェア化したため、これまでの安全リレー盤に比べて小型化を実現しました。安全CPUユニットは14kstepのプログラム容量を持ち、最大84台のCC-Link SafetyシステムリモートI/Oユニットを接続できます。また、CC-Link Safetyにより安全機器との配線を省配線化できます。

2.多彩な故障診断機能と故障履歴の集中管理
 安全CPUユニットやCC-Link SafetyシステムリモートI/Oユニットは内部部品や電源、I/O接点、ネットワーク通信などの多様な診断を行い、異常を検出すると安全出力をOFFにしてフェールセーフ停止します。このとき、操作・故障情報は安全CPUユニットに通知され、安全CPUユニットが操作・故障履歴を集中管理します。この情報はGX Developerや表示器に表示できます。

【 安全シーケンサについて 】
 安全シーケンサとは、作業者の危険領域への侵入や機械類の誤動作を検出して機械類を速やかに停止させる安全制御に適用できるシーケンサです。安全シーケンサや配線に故障が発生しても機械類を安全状態にするため、内部部品や内部処理の診断機能とフェールセーフ機能を備えています。例えば、内部マイコンは二重化され、制御周期ごとに相互チェックを行い不一致があれば故障として機械類を停止します。これらの診断機能および故障検出率は安全規格に規定されており、安全シーケンサは審査機関による安全規格適合性の認証を受ける必要があります。

【 安全フィールドネットワーク CC-Link Safetyについて 】
 安全フィールドネットワーク CC-Link Safetyは、日本発のオープンフィールドネットワークCC-Linkに通信異常検出機能を付加し、機械安全に適用できるように拡張したネットワークで、国際安全規格IEC61508 SIL3、EN954-1カテゴリ4に適合しています。
 CC-Link SafetyはCC-Linkのケーブルを利用可能で、CC-Link同様、接続したリモート局/リモートデバイス局と10Mbpsの高速通信が可能です。これにより、省配線で安全制御システムを構築でき、かつネットワーク機器の設定や監視を集中的に行えるため保守性が向上します。
 CC-Link Safetyの仕様書はCC-Link協会(CLPA)から公開されており、CC-Link Safetyに接続可能なライトカーテンやロボットなどが今後登場する予定です。

 CC-Link協会のホームページ www.cc-link.org
 
【 主な仕様 】
 (※ 関連資料を参照してください。)

【 製作担当工場 】
 三菱電機株式会社名古屋製作所
 〒461-8670
 名古屋市東区矢田南5-1-14
 TEL 052-721-2111(代表)
 FAX 052-719-1155

【 お客様からのお問い合わせ先/資料請求先 】
 三菱電機株式会社 機器計画部
 〒100-8310
 東京都千代田区丸の内2-7-3(東京ビル)
 TEL 03-3218-6610
 FAX 03-3218-6823

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