アジレント、Linux対応パラメトリック・テストシステムを発表
アジレント・テクノロジーが業界初のLinux対応のパラメトリック・テストシステムを発表
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、本日、自社の4070シリーズ アドバンスト・パラメトリック・テストシステムが業界初のRed Hat Enterprise Linux対応の量産向けパラメトリック・テスタとなったことを発表します。Linuxは安定性が高く、PCプラットフォーム上で動作することから、お客様の所有コストを低減し、価格性能比を改善することができます。アジレントは引き続き、HP-UX 11iのサポートを継続し、既にHP-UX 11i上で利用されているお客様に対しては、SPECSおよびSPECS-FAも含めて、Linuxへの移行もできるようにしていきます。
アジレント・テクノロジー株式会社 代表取締役社長の海老原 稔は次のように語っています。「Linuxは、当社のお客様における広範にわたる評価プログラムにおいて、アジレントの4070シリーズ向けの次世代の制御用プラットフォームとして高い評価を得てきました。Linuxは当社のお客様に対して、強力で安定した運用環境を提供するとともに、HP-UXからの容易な移行を可能にします。」
●製品のその他の改善点
Linuxへの対応に加えて、当社は新製品のE4980A LCRメータのサポート、4072Bおよび4073Bモデル向けのHS-CMU(高速キャパシタンス測定ユニット)の測定速度の改善、SPECSおよびSPECS-FAのアップデートを発表します。
*Agilent E4980A LCRメータ
E4980Aは、2007年3月で販売終了予定となるAgilent 4284Aの後継機種です。
E4980Aは4284Aとコマンド互換のため、お客様は既存のプログラムを変更なしに利用することが可能です。
*HS-CMUの改善
アジレントは、4072Bおよび4073B HS-CMUの測定速度を改善しました。HS-CMUの設定条件により、改善されたHS-CMUの測定速度は、以前と比べて2~3倍、高速となります。
*SPECS 3.1およびSPECS-FA 3.1による測定効率の改善
SPECSおよびSPECS-FAの利便性全体を改良し、テストオペレーションやスループットを改善するための新機能を搭載しました。この新機能には、エンジニアが、テストの実行を止めることなく、テストプランやアルゴリズムを動的に変更することを可能にする、レシピおよびライブラリ管理機能を含んでいます。
また、新しいアルゴリズム・プロファイラや優れたプローバ・ライブラリも搭載しています。プロファイラは、ユーザが測定のボトルネックを発見するのに役立つ、テスト時間の情報を提供します。プローバ・ライブラリは、より効率的なプローバ制御により、スループットを改善します。
●価格および出荷状況等
Linux版SPECS 3.1およびSPECS-FA 3.1を含む、Linux対応のAgilent 4070シリーズは10月1日から受注を開始します。Linux対応のAgilent 4070シリーズの価格は、約3000万円からです。
Agilent 4070シリーズ アドバンスト・パラメトリック・テストシステムの高解像度画像は、 www.agilent.com/find/4070_image からダウンロードいただけます。
●お客様からのお問い合わせ先:
計測お客様窓口 電話:0120-421-345
●アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20000名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2005年度、51億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp