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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.12.Wed
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2007'02.15.Thu

サンと村田機械、RFIDソリューションの開発と市場開拓で協業

村田機械とサン・マイクロシステムズ、
RFIDソリューションの開発と市場開拓で協業

--- 協業の基盤施設として、新たに「RFIDソリューションセンター」を開設 ---


 村田機械株式会社(本社:京都市伏見区、代表取締役社長:村田大介、以下村田機械)とサン・マイクロシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:末次朝彦、以下サン)は、RFIDソリューションの開発と市場開拓で協業することを発表します。両社の協力により、新たに「RFIDソリューションセンター」を11月28日に村田機械犬山事業所内に開設し、本センターにおいて物流業務におけるRFID技術適用に関する検証作業と支援サービスの提供を行います。また、本協業により開発されたRFIDソリューションを両社の既存顧客に展開するだけでなく、新規顧客の開拓も共同で行い、RFID市場の拡大と顧客基盤の強化を図ります。

【協業の背景と目的】
 RFID(非接触型記憶チップ)技術、いわゆる電子タグ技術は、業務の効率化やトレーサビリティといった領域において、従来よりもきめの細かい製品管理やサービス等を提供するする手段として注目されており、最近では、製造、流通、小売、医療、建設、公共サービス等のさまざまな分野での導入が検討されています。

 こうした市場環境の中で、マテハン機器(注1)や倉庫管理システム(WMS・注2)などの物流システムにおいて豊富な実績とノウハウを有する村田機械は、それらに併せてサンの持つネットワーク・コンピューティング、Java(TM)テクノロジー、ハードウェア、RFIDミドルウェアなどの豊富なITソリューションを活用することにより、主に物流分野でRFID技術を適用することによって得られる業務の効率化を提供できるワンストップソリューションの実現を目指します。村田機械は、サンの協力を得てRFID技術やそのノウハウをさまざまなマテハン機器に応用し、RFID技術適用のための検証環境である「RFIDソリューションセンター」を提供することにより、RFID技術適用による業務効率化に向けたお客様のリスク低減を図ります。

 一方で、サンはすでに欧米やアジアで展開しているRFIDセンターと今回の「RFIDソリューションセンター」をネットワークで接続することにより、RFIDシステム適用によるグローバルなサプライチェーン構築が、ビジネスプロセスの効率化や可視化において具体的にどのような価値をもたらすかをさらに深く、そして幅広く検証し、今後のRFIDシステムの進化と市場の拡大に貢献するだけでなく、RFIDソリューション構築に関するノウハウをさらに蓄積していきます。サンは、RFIDミドルウェアやサーバーを始めとしたRFID関連技術や製品を村田機械に提供することで、マテハン機器の付加価値の向上を図ると同時に、より高品質のRFIDシステムプラットフォームを実現します。

 そのうえで、両社はそれぞれが持つ既存顧客にRFIDソリューションを共同で提案し、顧客基盤の拡大を図ります。さらに、新規顧客の開拓も共同で行っていく予定です。

【RFIDソリューションセンターの開設】
 当センターは、今回の協業の基盤となる施設として村田機械犬山事業所内に開設されるもので、村田機械(L&A事業部)のマテハン機器および倉庫管理システム(WMS)をベースに、サンのRFID関連ソフトウェア、RFID関連企業各社のRFIDリーダ/ライタやRFIDタグを組み合せることによって、お客様個々の物流業務ニーズに則したRFIDソリューションの検証と導入支援サービスを提供します。

 今回設立する「RFIDソリューションセンター」は、物流シーンにおいてRFIDの導入を検討する企業の検証フィールドとして広く開放され、次のような検証作業を行うことが可能です。
 ・トレーサビリティへの適用検証
 ・ネットワークを利用した他拠点との情報連携に関する検証
 ・業務の可視化(リアルタイム在庫把握、作業員の生産性分析、稼動実績の把握)検証
 ・環境配慮(リユース、リサイクル、ペーパーレス等)の実現検証
 ・業務の効率化に寄与できるようなローコストオペレーションの実現検証
 ・運用時のリスクを低減するための、実際の物流設備を利用しての事前検証
 ・周波数を含め、お客様に合わせたRFIDタグの選定と実装検証
 ・業務に合わせた的確なマテハン機器及び情報システム設備の選定と実装検証

 また、「RFIDソリューションセンター」では、有償の支援サービスとして次のようなサービスを提供する予定です。
 ・ソーターやコンベヤ等の物流機器における各種RFIDタグの取り付け位置決定
 ・複数種別RFIDタグの特性把握、同時読みとり(フィルタリング)
 ・自動倉庫におけるRFIDタグを利用した棚卸し業務の効率化
 ・商品情報と現物の位置をリアルタイムに把握(情物一致)
 ・倉庫管理システム(WMS)とRFID対応物流機器との連携
 ・関連システムとの連携(SAP SD/MM)
 ・IT設備のサイジング(サーバーソフトウェア設定/ハードウェア設定等)
 ・検証方法に関するコンサルティング

【各社の役割】

■ 村田機械
 ロジスティクス分野におけるマテハン機器の提供と、物流ソリューションを提供します。また犬山事業所内にRFIDソリューションセンターを設立し、RFIDを利用したソリューションの検証および情報の発信基地の役割を担います。また、100%出資子会社のムラタシステム株式会社が、情報システムソリューションを担当します。

■ ムラタシステム
 ムラタシステム株式会社は、村田機械の100%出資子会社です。村田機械 L&A(ロジスティクス&オートメーション)事業部に対する独自の物流ソフトウェアの設計・開発・保守を行い、豊富な実績を有しています。特に倉庫管理システム(WMS)の提供を中心として、RFID関連システムや既存システムとの連携の仕組みを提供します。

■ サン・マイクロシステムズ
 RFIDを利用したシステムの可用性を維持し、急激なトランザクション数の増加など変動要素に対する柔軟性の高い自社ソフトウェア、ハードウェアなどのプラットフォーム製品、およびJavaテクノロジーを提供します。特にJavaテクノロジーは、その特徴からRFIDシステムのバックエンドシステムへの実装にも適しており、システム全体に対しても高い品質を提供することができます。


(注1) マテハン機器 ・・ マテリアルハンドリング機器の略で、運搬管理機器、または原料・材質・半製品・製品などを運搬する機器のこと。

(注2) 倉庫管理システム ・・ Warehouse Management System。物流センターにおける一連の業務を効率化するための総合管理システムのこと。入出庫管理や在庫管理の他に、労務管理や作業工程管理機能も提供し、入荷、検品、ピッキング、梱包、出荷の各作業に必要な情報を一元的に管理する。自動倉庫やコンベアなど、マテリアルハンドリング機器とのインターフェイスを提供する場合もある。


● 村田機械株式会社について
 1935年創業。京都市伏見区に本社を置き、ロジスティスク&オートメーション、繊維機械、工作機械、情報機器の事業領域を中心に、顧客密着型の生産設備・機械製品を提供しています。
 特にロジスティクス&オートメーション事業においては物流分野、クリーンルーム分野(半導体や液晶ディスプレイ工場における無人搬送装置)において、専門性の高い多様なハードウェア/ソフトウェアエンジニアリングを結集させたFAロジスティクスシステムを提供しています。( http://www.Muratec-l-system.com )

[村田機械・犬山事業所]
 RFIDソリューションセンターが建設される村田機械・犬山事業所(愛知県犬山市橋爪中島2)は、L&A事業部と工作機械事業部が本拠を置く、村田機械最大の事業所です。388,428平米(約11万7千7百坪)の広大な敷地で、約2,000人(協力会社・派遣社員等含む)が、ロジスティクス/FAシステムやクリーンルーム搬送システム、工作機械の研究開発、設計、製造に従事しています。

● サン・マイクロシステムズについて
 “The Network Is The Computer”という独自のビジョンに沿って、世界の主要市場を支えるテクノロジー開発を進めています。イノベーションの共有とコミュニティの形成を理念に掲げるサンは、次世代コンピューティングを特徴づける「参加の時代」をリードします。サンは世界100カ国以上とWeb( http://sun.com )上で事業を展開しています。


●Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Java、The Network Is The Computerは、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。


■本センターに関するお客様からのお問合せ先:
 村田機械株式会社
 L&A事業部 事業統括室
 Tel: 0568-61-5771/Fax: 0568-62-9526

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