シャープ、省スペース設計のUHF帯RFID据置型リーダライターを発売
業界最小※1クラスの設置面積を実現した省スペース設計
UHF帯RFID据置型リーダライタ<RI-2TR4U>を発売
シャープは、業界最小の設置面積を実現したUHF帯RFID(電子タグシステム)の据置型リーダライタを発売します。当商品は、今年1月に改正された国内電波法※2で利用可能となったUHF帯域に対応するとともに、国際標準の通信基準「EPCglobal UHF Class1 Generation2」※3に準拠するものとして開発・製品化したものです。
UHF帯を利用したRFID(電子タグシステム)は、2.4GHz帯対応の弊社従来商品(RI-1TR1)に比べ、到達範囲が約3倍以上の約3m以上になるとともに、飛躍的に多くの複数の電子タグを同時に読み取れることにより、流通・製造の物流業務などを飛躍的に効率化するツールとして期待されております。現在米国、欧州で需要が増加しており、今回の電波法改正により国内の需要も拡大すると予測されております。
当製品は、最大4台のアンテナで別々に出力を調整して読み取ることができ、システム全体のパフォーマンスを向上できます。今後は、製造・物流分野における検品システムや、在庫管理システム、資産管理システム、セキュリティ管理システムなど、グローバルに業務効率化を促進するソリューションツールとして提案してまいります。
なお、当製品は、今月より稼動を開始した亀山第二工場の液晶パネル物流管理システムの自動化・省力化にも活用されております。
品 名:UHF帯RFID据置型リーダライタ
形 名:RI-2TR4U
希望小売価格:オープン
発売日:10月初旬
月産台数:500台
■主な特長
1.業界最小クラスの設置面積を実現した省スペース設計
2.国際標準の通信基準「EPCglobal UHF Class1 Generation2」に準拠し、グローバルな物流管理システムも構築できる
3.最大4台のアンテナで別々に出力を調整して読み取り可能で、システム全体のパフォーマンスを向上できる
4.Windows搭載PC以外のホスト機器での制御も可能なソフト開発環境を提供
※1 UHF帯を利用した据置型のRFIDリーダライタとして。2006年8月30日現在。
※2 日本国内でも、2005年4月に続いて2006年1月に電波法関連省令の改正が行われ、周波数帯952~954 MHzが割り当てられ、本リーダライタが対応する送信出力1Wの高出力タイプは、電波干渉防止技術が盛り込まれ運用が可能になりました。
※3 EPCglobal UHF Class1 Generation2とは、RFIDの標準化団体であるEPCglobalより ISOに提案された次世代のUHF帯通信規格で、米国大手流通業者などが本規格準拠のRFID製品導入によりシステム運用を行っており、欧米だけでなく国内においてもグローバルな企業は順次追従するものと見られています。
なお、シャープは昨年6月エンドユーザ会員としてEPCglobalに加入しております。
*詳細は添付資料をご参照ください。
(注)ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。
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お客様:情報通信事業本部 ビジネスソリューション事業部 (0743) 53-5521