クレハ、中国で「クレラップ」など家庭用品事業を開始
中国で「クレラップ」などの家庭用品事業を本格化
~上海に販売会社を設立~
株式会社クレハ(本社:東京都中央区、社長:田中宏)は、クレラップ等の家庭用品事業の中国華東地区の営業拠点として「上海呉羽貿易有限公司」を設立し、業務を開始致します。
新会社では上海の大手販売店をターゲットとして、2008年度にはクレラップ(中国での商品名:「酷拉普」)の年間売上金額5億円を計画しております。
中国都市部では、冷蔵庫・電子レンジの普及とともに家庭用ラップを使う生活習慣が定着し大きなマーケットが形成されつつあります。また家庭用ラップ市場はポリエチレン製のラップが100%近いシェアを占めており、消費者は機能面で差のない商品の中からラップを選択している状況にあります。
株式会社クレハでは2004年より上海市内においてクレラップのテスト販売を行って参りましたが、より高機能なラップに対する潜在的需要があると判断し、クレラップの本格販売を開始することに致しました。
新会社は、クレラップを単なる「プレミアム商品」として高所得者層をターゲットにするのではなく、広告宣伝、店頭プロモーション等による消費者とのコミュニケーションを重視し、クレラップの電子レンジ加熱時の「耐熱性」、食品保存時に鮮度を維持し、臭い移りを防ぐ「ガスバリア性」、そして“クレハカット”に代表される「利便性」が、他の商品との差別化ポイントとして認知され、多少の価格差があっても消費者に選択される「ラップの定番」となることを目指します。
また、クレラップに続いて食品保存袋を上市し、食品保存の関連商品として展開を図って参ります。新会社は、調理と保存の分野に関してクレラップの高機能を生かした新しい生活提案を行い、中国消費者の生活利便性向上に貢献していく所存です。
株式会社クレハでは、華東地域以外にも中国の各地域で、地域ごとに適した戦略を持って家庭用品事業の拡大を図って参ります。新会社の設立により、消費者や販売店に密着した現場からの情報を得、事業展開を加速させて参ります。
〔中国で販売するクレラップ=中国での商品名“酷拉普”〕
< 取り扱い商品 >
【クレラップ】
商品名:「酷拉普」
規 格:30cm*15m、30cm*30m、22cm*20m、15cm*30m
【食品保存袋】
本年10月販売開始予定
< 新会社の概要 >
・名 称 上海呉羽貿易有限公司(Kureha Shanghai Trading Co.,Ltd.)
・所在地 上海市静安区江寧路212号凱迪克大厦306室
・設 立 2006年8月14日
・資本金 2億円(株式会社クレハ100%出資)
・事業内容 家庭用品の輸出入・中国国内販売
・董事長 佐川 正(株式会社クレハ取締役家庭用品事業部長)
・総経理 増田 泰男
以上