YKK AP、富山県黒部市に14インチ大型押出工場建設で約38億円投資
黒部製造所 大型押出工場の建設
YKK AP株式会社(社長:吉田忠裕、本社:東京都千代田区、資本金:100億円)は、アルミ大型押出形材の需要増への対応として、14インチ大型押出工場を、黒部製造所内に建設いたします。
アルミ大型押出形材の需要は、大都市圏を中心としたビル建築での利用やエクステリア商品の大型化などで今後も増加が予想されます。弊社はこの市場ニーズに対応するとともに、押出ラインの一層の効率化を目指した設備更新の一環として、大型押出機を導入します。
黒部製造所では、事業強化策として大規模なリエンジニアリングを進めております。その中でアルミ素材部門は、1997年FA(ファクトリーオートメーション)鋳造工場、2003年FA表面処理工場を建設・稼動させてまいりました。このたびの押出工場の新設で、鋳造・押出・表面処理・出荷までのアルミ素材工場一貫ラインのFA化が完成いたします。
設備面においては、最新鋭押出機の導入、個別設備技術、要素技術の追求を行い、高品質、高生産性を実現し競争力のあるラインを構築してまいります。環境面においても燃料のLPG(液化石油ガス)化によるCO2排出量の削減、徹底した騒音対策を施し、環境に配慮した工場を目指します。
< 黒部製造所 大型押出工場棟 概要 >
(1)所在地 : 富山県 黒部市 吉田200番地
(2)建屋面積 : 鉄骨一部2階建 : 約8,300m2(延床面積)
(3)建設投資額 : 38億円(設備含む)
(4)着 工 : 2006年9月
(5)生産開始 : 2007年10月
(6)生産品目 : アルミ大型押出形材
(7)生産能力 : 1,200トン/月
(8)設備・機械 : 大型押出機(14インチ:6500トン)他関連設備
(9)監 修 : 大野秀敏氏(建築家、東京大学教授)
(株)アプルデザインワークショップ