ワコム、海外向け図面の作成が容易になった「ECAD/dio」最新版を発売
「ECAD(R)/dio(ディオ)」最新版を発売
言語の一括変換機能により海外向け図面の作成が容易に
株式会社ワコム(本社:埼玉県北埼玉郡、代表取締役社長:山田正彦)は、電気制御設計用CAD国内トップシェアの「ECAD(R)/dio(ディオ)」最新版「Ver7.0」を9月14日から発売開始いたします。
「ECAD/dio」はこれまで、電気制御設計専用CADとして、豊富で使いやすい作図機能、データの相互運用性(インターオペラビリティ)の向上を図ることで、電気設計における業務効率向上を支援してきました。さらに、営業から設計・製造・購買・メンテナンスまで、一連の製品開発プロセス全体の業務効率向上のための取組みとして、見積システム、データ管理ツール、電線加工機など、他のシステムとの連携や、自社の要求に合わせてカスタマイズできるCOM*-APIを提供してきました。
今回の「ECAD/dio Ver7.0」では、海外向けの図面を作成する際の負担を軽減するために、図面の中で使用される用語について、日本語と外国語(OSがサポートする言語)の対訳を辞書ファイル(CSVファイル)で予め作成しておくことで、ワンクリックで各国の文字に変換できるようになりました。これにより、海外向けの図面 作成時間を飛躍的に短縮することが可能になります。
また、ブラウザのフォルダツリーで図面管理することが可能になり、プロジェクト毎や製品毎に図面を管理して、管理効率を向上させることができます。
初年度、2,500セットの販売を予定しています。
*COM:マイクロソフト社が提唱する、部品化されたプログラムを作成・利用するための基盤となる技術仕様
<価 格>:30万円(税別){基本機能を備えた「ECAD/dio Ver7.0 作図システム」の場合}から
<ECAD/dio Ver7.0の主なバージョンアップ内容>
1)海外向け図面の言語変換機能
図面の中で使用される用語について、日本語と外国語の対訳を辞書ファイル(CSVファイル)で作成しておくことで、ワンクリックで各国の文字に変換できるようになりました。(OSがサポートする言語に対応)
2)フォルダのツリー表示による図面管理
フォルダのツリー表示対応により、フォルダ単位で図面を管理できるようになり、プロジェクトやフォルダ間を越えて図面検索が可能になりました。
3)新メニューシステムによる作図範囲の拡大
ツールパレットとオプションダイアログが自動的に格納され、作図領域の表示範囲を広げて作業することが可能になりました。
4)属性コピーの機能向上
指定した図形の属性(レイヤ、線種、色等)を他の図形にコピーする機能を追加し、属性変更にかかる時間を大幅に短縮します。
5)汎用部品シンボルの自動配置機能
外形部品配置の際、部品マスターにシンボルが登録されていない場合は、自動的に汎用部品シンボルを配置する機能を追加し、部品管理業務を向上させると共に、回路図と外形図の整合性を向上させます。
6)ネットワークライセンス管理機能
ネットワークライセンス版では、起動していながら使用されていないライセンスを確認し、他のユーザーに振り分けることができるようになり、ライセンスの運用効率を向上させることが可能になります。
7)その他操作性の改善
【 ワコムについて 】
株式会社ワコムは、1983年7月創業のソフトウェアおよびIT機器のメーカー。
日本では電気制御用CADの市場でシェア第一位。また、グラフィックタブレットのメーカーとしても日本ならびに世界でシェア第一位。日本、北米、欧州、アジア・オセアニアを中心に全世界で事業を展開しています。2003年4月ジャスダック市場に上場、2005年12月東証一部上場。
■本製品に関するお客様からのお問合せ先
株式会社 ワコム ECS事業部 事業推進部 営業支援Gr.
〒164-0012 東京都中野区本町1丁目32番地2号 ハーモニータワー18F
TEL:03-5309-1517 FAX:03-5309-1520
URL:http://www.wacom.co.jp/