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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.10.Mon
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2007'02.26.Mon

アンリツ、光ファイバの敷設・保守にも対応の「アクセスマスタ MT9082Aシリーズ」を発売

FTTH/光LAN/CATV さまざまな光通信の敷設、保守に1台で対応
アクセスマスタ MT9082Aシリーズ


 アンリツ株式会社(社長:戸田博道)はアクセスマスタMT9080/81シリーズのラインアップを拡充。FTTHなどのアクセス系光ファイバ、メトロ系光ファイバに加え、LAN、CATVで使用される光ファイバの敷設、保守に対応した全17モデルのアクセスマスタMT9082Aシリーズを開発。
 MT9082Aシリーズは従来機種であるMT9080/81シリーズの機能、性能を強化。新たに光損失測定機能(OLTS)を搭載し、測定を可能とする光ファイバの種別を拡充。LANやCATVで使用される光ファイバの敷設・保守への対応を実現しました。
 さらに、今後、メトロ網で今後普及すると見込まれているCWDM※1通信用光ファイバも解析可能とするなど、17モデルのMT9082Aシリーズをラインアップ。光ファイバの用途に応じて、最適な測定器を選択でき、光通信サービスの品質維持に貢献いたします。


[開発の背景]
 FTTHに代表される光ファイバを利用した高速・大容量通信は拡大を続け、LANやCATVなどでも光回線が用いられるようになってきています。このため工事業者や保守業者では光ファイバの敷設・保守作業が増大していますが、光ファイバの用途によって使用する波長が異なり、LANやCATVなどに対応した測定器へのニーズが高まっています。
 アンリツは、2004年9月にFTTH向け光ファイバの敷設・保守を可能とするアクセスマスタMT9080シリーズを開発。その後もIP網やメトロ網、GE-PON※2への対応を図るなど機能強化に取り組んでまいりましたが、今回新たに測定を可能とする光ファイバの種別を拡充したMT9082Aシリーズを開発。FTTH PONサービスやCWDM通信に加え、LANやCATVなで使用される光ファイバの敷設・保守が可能。さまざまな光ファイバの敷設・保守が行えます。


[製品概要]
 アクセスマスタMT9082Aシリーズは、光ファイバの敷設・保守に必要なOTDR※3、OLTS※4、安定化光源、パワーメータ、可視光(オプション)の光測定機能とIPネットワーク接続確認機能(オプション)を搭載したハンドヘルド測定器です。 MT9080/81シリーズの特徴である短デッドゾーン※5(1m)と高ダイナミックレンジ※6(最大38.5dB)を保持し、短距離から長距離までの光ファイバの解析が可能です。
 測定する光ファイバの用途によって使用する波長が異なるため、全17モデルをラインアップ。FTTHやメトロ網に加え、LAN、CATVなど様々な通信サービスで使用される光ファイバの敷設、保守に対応できます。

[主な性能・機能]
■1台で、光ファイバの敷設・保守に必要な機能をカバー
 光測定機能としてOTDR、OLTS、安定化光源、光パワーメータ、可視光源。ネットワーク試験機能としてIPネットワーク試験機能(オプション)を搭載。1台で光ファイバの敷設・保守に必要な機能を有しています。
■MMFとSMFに1台で対応
 1台で、0.85μm/1.3μmマルチモードファイバと1.31μm/1.55μmシングルモードファイバに対応。従来は、マルチモードファイバ用、シングルモードファイバ用の2台の測定器が必要でしたが、1台でLAN用光ファイバの解析が行えます。
■+30dBmのハイパワーを測定可能
 オプションで、+30dBmまで測定可能なハイパワーメータを用意。CATVシステムで使用される光増幅器において20dBm以上の光パワーの評価が可能であり、CATVを利用した光通信の評価が行えます。
■CWDM通信に対応
 1.383μmの光ファイバの解析が行え、今後の普及が見込まれているメトロ網のCWDM通信用光ファイバの解析が行えます。
■0.78μm FTTH PON サービスに対応
 通信に影響を与えることなくFTTH PONサービスで使用される光Dropケーブル※7の障害箇所の特定が可能です。

[対象市場・用途]
□光回線工事業者、光回線保守業者、FTTHサービスプロバイダ
・光ファイバの敷設・開通試験・保守
・光ファイバ/光アクセスネットワーク障害の切り分け


[営業情報]
□販売開始 : 平成18年9月5日
□予定販売台数(初年度1年間) : 500台


[用語解説]
※1 CWDM
 CWDM: Coarse Wavelength-division Multiplexing
 通常のWDMとは異なり、波長間隔を20nmとした、最大18波長多重可能な波長多重通信方式。多重度を下げることで、伝送システムのを安価に実現することができる
※2 GE-PON
 FTTHサービスで用いられる通信システムの一つ。1本の光ファイバを分岐し、各FTTHユーザが帯域を共用するため、ユーザーが増えても、光ファイバの総延長を抑えることができ、経済的にFTTHを構築できる。

※3 OTDR
 光パルス試験器(Optical Time Domain Reflectometer)。レーザ光を使って敷設した光ファイバの特性(ファイバ長、損失、接続個所の位置)を測定することができます。

※4 OLTS
 光ロステストセット(Optical Loss Test Set)。安定化光源と光パワーメータを搭載し、敷設した光ファイバの光損失を測定することができます。

※5 デッドゾーン(フレネル)
 OTDRの分解能を評価する尺度の一つ。具体的にはコネクタ接続など、反射性の接続個所2個所が分離できる最小の単位。デッドゾーンが短いほど、光ファイバの接続位置評価に有効。

※6 ダイナミックレンジ
 OTDRの性能を評価する尺度の一つ。ダイナミックレンジが大きい程、長距離の光ファイバを容易に評価できる。

※7 光Dropケーブル
 光ファイバの収納器からユーザー宅までの光ファイバ



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