フューチャー、大分銀行で「企業審査機能」を立ち上げ
大分銀行にて総合融資支援システムの核となる「企業審査機能」の稼動を開始
~第6次中期経営計画をシステムで推進~
フューチャーシステムコンサルティング株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役会長兼社長:金丸恭文、以下、フューチャー)は、株式会社大分銀行(所在地:大分市、頭取:小倉義人、以下、大分銀行)にて、総合融資支援システムの中核となる「企業審査機能」が順調に稼動した事を発表します。
大分県のリーディングバンクである大分銀行では、2006年4月より第6次中期経営計画を推進しており、営業改革と業務改革の実行に向けて、営業力強化、内部管理体制の強化、資産内容の健全化維持・向上を基本方針としています。「企業審査機能」は、総合融資支援システムの中核として、信用リスク管理体制の充実・強化を通じて、大分銀行の業務改革に貢献します。
この「企業審査機能」は、融資を検討する顧客の情報を集約し、信用リスク、将来性、取引採算性、与信ポートフォリオなどの総合的な評価を通じて顧客に対する大分銀行の取組方針を決定するプロセスを担います。さらに他の業務システムとの連携によって、関連する行内業務の標準化にも寄与すると同時に、信用リスク管理高度化に向けた情報整備(データベース化)も可能となります。今後も大分銀行では、企業審査などで得た顧客情報の整備や蓄積を進め、融資稟議の電子化を含めた案件審査機能の実現など、さらなる業務改革を予定しています。
フューチャーは総合融資支援システム「KeyMan」を大分銀行から受注後、2005年5月にプロジェクトを開始し、1年という短期間で、「企業審査機能」を稼動致しました。
今後もフューチャーは、リーディングバンクとして更なる飛躍を目指す大分銀行のパートナーとして、2006年度下期のシステム最終稼動に向けプロジェクトを推進します。
< KeyMan(総合融資支援システム)について >
貴重な経営資源である既存のサブシステムの情報を、融資統合データベースに集約することにより、融資関連全てのデータをリアルタイムに一元管理することを可能にしました。「KeyMan」は、融資支援システムのみにとどまらず、開発の初期段階から『融資営業支援システム』の早期稼動を見据えた拡張性を有しています。
また「KeyMan」の画面設計には、ベテラン行員の経験に基づく知恵がふんだんに盛り込まれており、新人や担当変更直後の行員でも、顧客情報を一目で的確に把握し、融資業務を実行できるような工夫がなされています。
「KeyMan」の基盤には、フューチャーコンポーネントと呼ばれるフューチャーが独自に開発したアーキテクチャを採用し、短期開発・柔軟な機能拡張・システム間のデータ連携を実現しております。とりわけ、勘定系ホストコンピュータについては、各社製品を選ばず接続が可能です。(これまでに日本ユニシス、富士通、IBM各社製品との接続実績があります。)