静岡キャピタル、静岡中小企業支援2号ファンド「スクラム」を設立
静岡中小企業支援2号ファンド“スクラム”を設立
静岡キャピタル株式会社(社長鈴木庸夫静岡市清水区草薙北1番10号)では、地元中小企業の再生を通じて地域経済の活性化に資すため、第1号支援ファンド“パートナー”(平成16年3月設立)に続き、平成18年9月を目途に第2号となる「静岡中小企業支援ファンド“スクラム”」の設立準備を進めておりますが、本日、独立行政法人「中小企業基盤整備機構」の出資27億円が正式に決定されましたので、第2号ファンド設立の概要についてご案内します。
1.設立の目的
○ 第1号ファンド“パートナー”による投資が9月をもって完了予定のため、独立行政法人「中小企業基盤整備機構」及び静岡県下の地域金融機関と連携して2号ファンドを設立し、「中小企業の再生と地域経済活性化への取組み」を強化するものです。
○ 静岡県中小企業再生支援協議会の推薦案件を中心に、業績不振に陥っている中小企業に対して投資を行い、同時に経営支援に取組むことで、地域の中小企業再生をサポートします。
2.ファンドの名称
静岡中小企業支援2号ファンド“スクラム”
3.設立時期
平成18年9月12日(予定)
4.ファンドの規模
60億円
○第1号ファンド“パートナー”(40億円)は、9月に独立行政法人「中小企業基盤整備機構」が出資する地域再生ファンドでは、全国最速(2年半)で投資完了の見込みです。
○第2号ファンド“スクラム”は全国初の2号目となるファンドで、独立行政法人「中小企業基盤整備機構」が出資する地域再生ファンドでは全国トップの規模(60億円)となります。
○両ファンド合算では100億円の規模となります。
5.ファンドによる投資先企業
○静岡県内に主たる営業所を置く中小企業等で、過剰債務等により業績不振に陥っているものの、本業には相応の収益力があり、経費圧縮、事業見直し及び財務リストラ等により再生の可能性がある企業で、主として静岡県中小企業再生支援協議会が適すると認めた先とします。
6.出資期間
7年(ただし、3年を超えない範囲内で延長を可能とします)
7.出資予定者
* 関連資料 参照
8.ファンドの概要(スキーム)
* 関連資料 参照
9.投資形態および再生支援手法
(1)デット(貸付債権)投資
本ファンドが金融機関から対象企業の貸付債権を買い取り、債権者として債権の一部放棄を通じて過剰債務を軽減する等、財務体質を強化・事業の見直しを行い、再生計画の実行を進めます。
(2)エクイティ(株式)投資
本ファンドが対象企業の株式引受、あるいは貸付債権を株式に振り替えて株式を取得(デットエクイティスワップ:DES)し、経営に参画して事業・財務リストラ等により企業価値を高めた上でビジネスパートナー等他社への株式の売却(M&A)を行うなど、株主として再生を支援します。
以上