日本IBM、POWER5+プロセッサー搭載の高性能ストレージ3製品を発表
POWER5+(TM)プロセッサーを搭載した高性能ストレージ製品を発表
- ディスクからテープまで、IBM System Storage(TM)ラインナップをさらに拡充 -
日本IBM(社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は、制御装置に最新のPOWER5+プロセッサーを搭載し、現行のPOWER5(TM)搭載モデルに比べ処理能力が15%向上したディスク・ストレージ「IBM System Storage DS8000(TM)ターボモデル(以下、DS8000ターボモデル)」3製品を発表しました。価格は9000万円(税込、制御装置のみ)から、出荷開始は9月8日の予定です。
DS8000ターボモデルは、従来の高機能、高可用性に加え、さらなる拡張性を備えたディスク・ストレージ製品です。ファイバーチャネルATA(FATA)ディスクや拡張ユニットの利用で、1台で最大320TBの大容量ディスクが収容できます。
また、ストレージ管理ソフトウェア「TPC for Replication」と連携し、離れた複数の拠点でデータをバックアップする災害対策向けの管理機能を強化するなど、データのアーカイブやバックアップ向けの様々な高機能を提供します。
加えて、制御装置をはじめとするハードウェアは、設計上全て二重化、冗長化しています。単一障害ではシステムに影響が出ない高可用性を持つ、信頼性の高い設計です。
本日発表のDS8000ターボモデルの概要は下記の通りです。
1.IBM System Storage DS8300 ターボモデル 932/9B2
物理容量:最小1.1TBから最大320TB(DS8000拡張ユニット2台装着時)
プロセッサー:IBM POWER5+プロセッサー 4way
DS8000 LPAR(論理区画)ストレージサポート *9B2 LPARモデルのみ
3サイト・メトロ/グローバル・ミラーによる災害対策ソリューションの強化
2.IBM System Storage DS8100 ターボモデル 931
物理容量:最小1.1TBから最大192TB(DS8000拡張ユニット1台装着時)
プロセッサー:IBM POWER5+プロセッサー 2way
3サイト・メトロ/グローバル・ミラーによる災害対策ソリューションの強化
2006年9月、IBMのディスク・システムは誕生50周年を迎えました。IBMのストレージ製品はディスク・システムから始まり、その後幅広い製品群とソリューションを拡充して現在に至ります。
本日も同時に下記3モデルを発表し、System Storageのラインナップをさらに拡充します。
・ IBM System Storage DS6800:
優れた価格性能比を持つ3Uタイプのミッドレンジ・ディスク・ストレージ
- 物理容量:最小292GBから最大8TB
- プロセッサー:32ビットPower PC(R)プロセッサー
- DS6000エンクロージャーを最大7台接続、最大64TBの物理容量を実現
- 価格:¥14,000,000.-(税込、制御装置のみ)から
- 出荷開始予定日:2006年9月8日
・ IBM System Storage TS1120:
業界で初めてテープ・ドライブに暗号化機能を備えたテープ装置
- 最大104MB/秒の高速転送
- 1カートリッジで最大500GB(非圧縮時)/1.5TB(3:1圧縮時)を実現
- データ改ざん防止に有効なWORMテープが利用可能
- ドライブに暗号化機能を装備し、セキュリティ機能を強化-
- 価格:¥6,000,000.-(税込、ドライブのみ)から
- 出荷開始予定日:2006年9月8日
・ IBM Virtualization Engine(TM) TS7700:仮想化実現するテープ装置
- 最大6TB(3:1圧縮時18TB)まで拡張可能
- 最大128台の仮想テープ・ドライブを提供可能
- 最大500,000の論理ボリューム
- 価格:¥240,000,000.-(税込、制御装置のみ)から
- 出荷開始予定日:2006年9月29日
以上
* IBM、System Storage、POWER5+、POWER5、Power PC、Virtualization EngineはIBM Corporationの商標または登録商標。