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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2007'02.27.Tue

米IBM、UNIXサーバー「IBM System p5 Express」を発表

IBM (R) 、第2世代の4コア・システムを提供
新製品IBM System p5 TM  Express ServerおよびSystem p5 Solution Editionが究極のスピード、柔軟性、容易な注文を提供

[米国ニューヨーク州アーモンク 2006年8月23日(現地時間)発]


 IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)は8月23日(現地時間)、市場をリードするパフォーマンスを提供するUNIX (R) サーバー[System p」の新製品、「IBM System p5 Express」を発表しました。エントリー・クラスながらPOWER5+ TM  QCM(Quad-Core Module:4コア・モジュール)を搭載し、よりミッション・クリティカルな機能をご利用いただけます。また同時に、あらかじめ特定のソフトウェアやソリューション環境向けに最適な構成を設定したUNIXサーバー群「System p5 Solution Edition」を発表しました。この製品群は主要ソフトウェア会社との協力で実現したもので、お客様へより柔軟かつお求めやすい先進ソリューション環境を提供します。

 IBMのQCMは、POWER5+システムの性能、高信頼性、高機能および柔軟性に加え、仮想化、信頼性を実現するRAS機能の向上や世界で最も要求の厳しいアプリケーションを稼働させてきた実績に裏づけされる多くのソリューション稼働環境を、お求め安い価格でご提供します。また、IBMソフトウェアのプロセッサー能力に応じた新しい価格設定「Value Unit」により、QCM(4コア・モジュール)搭載サーバーのソフトウェアライセンス価格は、x86サーバーの2コア・システムのソフトウェアライセンス価格と同等になりました。さらにエントリー・クラスながら、運用を中断することなく稼動中にシステム・リソースの割り当てを実施する「DLPAR(Dynamic Logical Partitioning:動的論理分割)」機能を装備するほか、業界をリードするCPUの論理分割を可能にする「Micro-Partitioning TM 」機能をオプションで追加できます。

1.UNIXサーバーの新ラインナップ「IBM System p5 Express」
 IBMの新しいUNIXサーバーのエントリー・クラス・モデルは、10件の主要ベンチマーク1の結果、トランザクション処理、ハイパフォーマンス・コンピューティング、JAVA (R) ビジネス業務、SAP、浮動小数点演算、その他数々のワークロード比較において、全てが同等他社製品を上回る性能を示しました。IBM System p5 550Qは、8コアのSPECompM2001を搭載したサンの新製品Sun X4600より26%2優れています(p5-550Qの25,662ユニットに対し、X4600の20,319ユニット)。また、2コアのp5-520 1.65GHzは、Opteronプロセッサー搭載のHP Proliant DL385をTPC-C値で7%3上回っており(81,439 tpmc vs 76,214 tpmc)、1 tpmc当たりの価格もHPに比べて安くなっています(2.99米ドル vs 3.91ドル)。

 これらのサーバーは、CPU環境向け「Micro-Partitioning」とI/Oならびにネットワーク資源の向け「Virtual I/O Server(VIOS)V1.3」を含む統合仮想化環境「Advanced POWER TM Virtualization(APV)」をオプションで追加し、システムの効率性と稼働率を促進させることが可能です。コスト効率の良いシステム環境の管理には、APVを備えたSystem p5 Expressサーバーが「IVM(Integrated Virtualization Manager)」をサポートします。IVMはお客様による仮想化の設定および管理を実現するWebベースのツールで、シンプルなグラフィカル・インタフェースで異種混合システムの包括的なプラットフォーム管理を実行できるIBM Directorも備えています。

 POWER5+プロセッサー搭載のUNIXサーバー「System p」のエントリー・モデルに、次の2つの新ラインナップを追加しました。

1) 驚異的な価格性能比およびパフォーマンスを提供する新しい4コア・システム
 IBMは業界初のソケット当たり4コアという4コア・システムの製品ラインナップに、新しく1.65GHz POWER5+ 4コア・モジュール機を追加しました。この製品は、驚異的な集積度を実現し、これまでのエントリー・モデル同等の価格で、はるかに高い価値を提供します。

・System p5 505Q Express ― インフラ統合やSOA(サービス指向アーキテクチャー)に適した、高集積な1U/4コアのシステムです。
・System p5 510Q Express ― アプリケーション統合向けの、2U/4コアのシステムです。
・System p5 520Q Express ― 分散データベースに適した、高拡張性のある4U/4コアのシステムです。

 また、これまで提供していた4コアおよび8コア・システムで、従来1.5GHzだったプロセッサー能力を1.65GHzへ向上したモデルを発表しました。

・System p5 550Q Express ― サーバー統合、中規模データベース、および複数のアプリケーションの稼働に適した、高拡張性のある4U/ハードウェア外部機構の標準規格「フォーム・ファクター(Form Factor)」に対応したシステムです。

2)) 卓越したコア当たりのパフォーマンスとメモリー容量を実現した、2コア・システム新製品
 IBMは、エントリー・モデルにおける最速のPOWERプロセッサーとなる2.1GHzのPOWER5+を搭載した、新しい4つのシステムを発表しました。これらのシステムは1コアまたは2コア構成で、1U、2U、または4Uモデルがあり、お客様の求める集積度および柔軟性に応えます。

・System p5 505 Express ― ハイパフォーマンス・コンピューティング向けの、高集積1Uシステムです。
・System p5 510 Express ― アプリケーション稼働に適した、システム全般向けの2U「フォーム・ファクター」対応システムです。
・System p5 520 Express ― 小規模データベースおよびアプリケーション向けの、高度な柔軟性のある4U「フォーム・ファクター」対応システムです。

 また、2.1 GHzプロセッサー搭載の、2コアおよび4コア・システムを発表しました。

・System p5 550 Express ― 分散データベースおよびエントリー・クラスのサーバー統合に適した、高度な柔軟性を持つ4U「フォーム・ファクター」対応システムです。

3) IBM BladeCenterR JS21 Express
 最新のIBM PowerPCR 970MPプロセッサー・テクノロジーで設計されたブレード・サーバー「IBM BladeCenter JS21 Express」は、2コア2.7 GHz4または4コア2.5 GHz5の2モデルがあります。両モデルとも最大16GBのメモリー、最大2台のシリアル・アタッチドSCSI対応10K rpmディスク・ドライブ、さらにオプションで先進的なPOWER Virtualizationテクノロジーを提供し、お客様は単一のブレードで複数処理の統合が出来ます。また、JS21 Expressのオファリングを利用し、BladeCenter JS21 Express基本構成価格に追加なく、メモリー、ディスク・ドライブ、またはI/O拡張カードなどの機構を追加することが可能です。

4) IBM IntelliStationR POWER 285 Express
 ワークステーション製品「IntelliStation POWER 285 Express」に、より高速なプロセッサーのオプションと新たな3D入力デバイスを追加します。今回追加する1コアおよび2コアのPOWER5+ 2.1GHzプロセッサー機構は、自動車や航空機の設計に使われるMCAD(Mechanical Computer Aided Design)やCAE(Computer Aided Engineering)、グラフィック処理アプリケーションなどに、卓越したワークステーション・パフォーマンスを提供します。

2.統合されたテスト済みのソリューション「System p5 Solution Edition」
 本日発表のSolution Editionは、人気のあるソリューションに合わせた構成をあらかじめご提示し、お客様の購入検討そして導入の際の手間を省きます。それぞれのSolution Editionはそれぞれのソリューションの要件を満たすようにテストおよび構成済みとなっており、ビジネス・インテリジェンスやERP(Enterprise Resource Planning)といったクリティカルなアプリケーションにおいて、卓越したパフォーマンスと容易な導入を実現します。システムは最大5つの基本サイズで事前設定されており、ユーザーは複雑なビジネス・ソリューションの導入で、仕様および機能を選択する手間を省くことが可能です。

 それぞれの構成は、最小100ユーザーから最大1,000ユーザーまでに対処できるよう調整されています。このシンプルなサイズ設定アプローチにより、IT部門を持たないことの多い小企業が、ディスク・サイズ、メモリー、プロセッサー数(コア)などの仕様を細かく指定することなく、自社独自の要件をサポートするシステムを発注および導入することが容易になります。

1) System p5 Solution Edition
 SAP NetWeaver Business Intelligence(BI)向けIBM System p5 Solution Edition 5- SAP NetWeaver BI向けIBM System p5 Solution Editionは、System p5サーバー、IBM System Storage TM  DS4800、IBM DB2 (R)  Universal Database TM が盛り込まれた、事前にサイズ設定済みの4つの構成を提供し、100ユーザーから1,000ユーザーまでのユーザー数をサポートします。また、お客様の既存ののSAP環境をデータウェアハウスやビジネス分析などに拡張するIBMのオプショナル・サービスも利用できます。同様にSAPもオプショナル・サービスを提供します。

2) Oracle E-Business Suite向けIBM System p5 Solution Edition5 - Oracle E-Business Suite向けIBM System p5 Solution Editionは事前にサイズ設定された5つの構成を提供し、オラクルの主力ビジネス・スイートを使う75ユーザーから600ユーザーまでのユーザー数をサポートします。

3) オラクルのJD Edwards EnterpriseOne向けIBM System p5 Solution Edition5 
-オラクルのJD Edwards EnterpriseOne向けIBM System p5 Solution Editionは事前にサイズ設定済みの5つの構成を提供し、オラクルのビジネス・アプリケーション・スイートを使う15ユーザーから750ユーザーまでの同時使用ユーザーをサポートします。

 System pおよび有力ISVアプリケーション向けのさらなるSolutionオファリング5これらのSolutionオファリングは厳選したSystem p5サーバー、ミドルウェア・プラットフォーム、IBMのアプリケーションおよびサービスを組み合わせたもので、お客様のシステム環境を事前検証済みの実績あるソリューション用に調整するよう支援します。IBMアプリケーション・パートナーと協力して開発されたこの統合オファリングは、ユーザーの幅広い要件に対応した、スターター向けの一般的な構成を推奨するものです。新しいオファリングは以下の通りです。

4) 医療提供者向けのIBMおよびMisys Express Solution5 ― 医療提供者向けのIBMおよびMisys Express Solutionは、記録保管や医療ワークフローの自動化を計画している医師や診療所に向けて、Misys EMRRなどのMisysアプリケーション・スイートを利用するための最先端かつ手頃なIBMのサーバー・ハードウェア・コンフィギュレーションを提供するものです。このソリューションは医師のオフィスにおける業務の流れに沿って動くように設計されているため、ワークフローは身近なものとなっており、それがスタッフの研修時間の削減につながるとともに、結果として投資回収をスピードアップします。

5) SAPのEnterprise SOA向けIBM System p55 ― SAPのエンタープライズSOA(サービス指向アーキテクチャー)導入プログラムをサポートするために、IBM System p5サーバー、IBM System Storage、およびDB2 9を組み合わせたソリューションです。

6) Enterprise Materialized Information Solution -Oracle Edition- for IBM System p5(企業向け検索を活用したIBMとオラクルの経営者向け意志決定迅速化ソリューション)―EMI Solutionは、社内に散在するデータを「見える化」し、意志決定の迅速化をサポートするためのソリューションです。
 例えば、経営者が経営のスピードを上げるために多角的に分析され、まとめられた各種経営情報を瞬時に得られ、意志決定を早めることができたら企業の競争力は飛躍的に高まります。
 EMI ソリューションは、企業の経営層が必要とするさまざまな業績管理指標やビジネスレポートを必要時に瞬時に入手することを可能にし、現場担当者には商品の売上情報やお客様とのコンタクト情報、キャンペーン効果等を簡単なキーワード入力により統合的に入手する環境をご提供します。
 今回発表するEMIソリューションオラクルエディションではオラクル社の企業向け検索エンジン「Oracle Secure Enterprise Search 10g」、BIソリューション「Oracle Discoverer 10g」、アイデンティティ管理製品「Oracle IdentityManagement」をIBM System p5上で活用し実現します。
 さらに、迅速に導入いただけるように、IBMとOracleによって予め検証されたIBM p5-560Qによるスターターパック構成ご提供いたします。また、同ソリューションとしてWebSphereR Information Integrator(WII) OmniFind Edition」を活用したEnterprise Materialized Information Solution -WII OmniFind Edition -を追加予定です。

7) IBM System p5向けOracle Real Application Cluster 5 ― オラクルとIBM Oracleインターナショナル・コンピテンシー・センター(ICC)の共同技術により、参照アーキテクチャーと、System p5サーバーおよびSystem Storage製品にOracle RACを組み合わせた構成例をお客様に提供します。お客様は自社のニーズにもっとも合致する構成を選ぶことができます。このオプションは、2台のp5-505サーバーをベースにした最大75のアクティブ・ユーザーのサポートが可能なスターター向け構成から、2台のp5-570をベースにした最大5,000のアクティブ・ユーザーのサポートを行う超大規模構成まで、多岐にわたります。

8) IBM POWERプロセッサー・ベースのシステムで稼働するAIX 5L(TM)向けSAS Forecast Server 5 ― SASR Forecast Serverは、System p5およびSystem Storageの優れたパフォーマンスの組み合わせにより、売上予測の精度の向上および予測されるターンアラウンド・タイムの短縮を通じて、企業の経費節減と売上向上を支援します。

9) IBM System p5向けSybase Mobility Solution5 ― Sybase Unwired Accelerator Mobility Solutionは、Blackberry、PocketPC、Symbian、およびPalmの各端末からのERP、BIやSAP、Business Objects、企業アプリケーションなどのシステムにリアルタイムでアクセスすることにより、プロフェッショナルと現場のモバイル・ワーカーがよりよい意思決定と生産性向上を実現することを可能にします。

出荷開始日
 System p5 ExpressオプションおよびSystem p5 Solution Editionの出荷開始予定日は2006年8月18日です。また、Solution Editionのコンフィギュレーション・サポートの提供予定日は2006年9月11日です。

 IBMの詳細は、 http://www.ibm.com (英語)をご覧ください。

 全ての調査結果は2006年8月15日現在のものです。TPC-Cのテスト結果の出典: http://www.tpc.org 。SPECのテスト結果の出典: http://www.spec.org 。LINPACKのテスト結果の出典: http://performance.netlib.org/performance/html/PDSreports.html 。

(注1)IBM System p5-505(1コア、2.1 GHz)のSPECfp2000結果:3,301
IBM System p5-505 (2コア、2.1 GHz)のSPECjbb2005結果:41,751 bops(business operations per sec:秒あたりのビジネス・オペレーション)、41,751 bops/JVM
IBM System p5-550(4コア、2.1 GHz)のSPECfp2000結果:4,051
IBM System p5-550(4コア、2.1 GHz)のSPECfp_rate2000結果:149
IBM System p5-550(4コア、2.1 GHz)のRISC SMP HPC LINPACK結果:31.50ギガflop/秒
IBM System p5-550(2プロセッサー・チップ、8スレッドの4コア、2.1 GHz)のSPECompM2001 (ピーク)結果:19,983
IBM System p5-550Q(8コア、1.65 GHz)のSPECfp_rate2000結果:202
IBM System p5-550Q(8コア、1.65 GHz)のRISC SMP HPC LINPACK結果:48.96 ギガflop/秒
IBM System p5-550Q(4プロセッサー・チップ、16スレッドの8コア、1.65 GHz)のSPECompM2001(ピーク)結果:25,662
IBM System p5 550Q(8コア、1.65 GHz)のSPECjbb2005結果:127,851 bops、15,981 bops/JVM

(注2)IBM System p5-550Q(4プロセッサー・チップ、16スレッドの8コア、1.65 GHz)のSPECompM2001(ピーク)結果:25,662
これに対し、Sun Fire X4600(4チップ、8スレッドの8コア)のSPECompM2001(ピーク)結果:20,319.

(注3)IBM System p5-520(1プロセッサー・チップ、4スレッドの2コア、1.65 GHz。2006年12月22日に提供開始するコンフィギュレーション)におけるIBMのTPC-C結果:81,439 tpmC、$2.99/tpmC
 これに対し、HPのDL385(2チップ、2スレッドの2コア、2.8 GHz、2005年11月8日に提供開始したコンフィギュレーション)におけるHPのTPC-C結果:76,214 tpmC、$3.91/tpmC

(注4)プロセッサーの周波数は、選定したBladeCenterの筐体モデルによって異なります。オートノミック・コントロールは、温度または電力の状態が許容レベルを超えた場合、プロセッサー周波数を低下させる場合があります。許容レベルに戻った場合、プロセッサー周波数は正常な速度に戻ります。

(注5)IBM以外ののアプリケーションは、IBMからは提供されません。

以上


 IBM、System p5、POWER5+、Micro-Partitioning、POWER、BladeCenter、PowerPC、IntelliStation、System Storage、DB2、Universal Database、WebSphere、AIX 5L、はIBM Corporationの米国およびその他の国における商標。
 その他全ての会社名/製品名とサービスマークは、それぞれ各社の商標または登録商標。
 UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標。
 "Java" およびすべてのJava関連の商標およびロゴは Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標。

 SPECと、ベンチマーク名のSPECfpおよびSPECompはStandard Performance Evaluation Corporationの登録商標。

 TPC-CはTransaction Processing Performance Council (TPC)の商標。 


<お問い合わせ先>
ダイヤルIBM Tel: 0120-04-1992

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