アンジェスMG、アトピー性皮膚炎治療薬の第II相臨床試験開始で治験計画届書を提出
NF-κB デコイオリゴの治験計画届書を提出
-アトピー性皮膚炎領域における第II相臨床試験を開始へ-
当社は、NF-κB デコイオリゴのアトピー性皮膚炎領域における第II相臨床試験の実施に係る治験計画を、独立行政法人医薬品医療機器総合機構へ届け出ておりましたが、この度、治験を実施する医療機関と契約を締結し、近く第II相臨床試験を開始することになりました。
NF-κB デコイオリゴは、アトピー性皮膚炎や関節リウマチなど免疫炎症性疾患を対象とする核酸医薬として開発を進めております。このうち、アトピー性皮膚炎に関しては、国内で約140万人と患者数が多く、新しい治療法の開発が切望されている疾患領域です。
こうした背景のなかで、NF-κB デコイオリゴは、転写因子を特異的に抑制するという特徴があることから、アトピー性皮膚炎の効果的で副作用の少ない画期的な治療薬になる可能性があり、当社は、国内で臨床開発を進めております。
今回の第II相臨床試験については、顔面に中等症以上の病変を有するアトピー性皮膚炎患者を対象とし、NF-κB デコイオリゴ軟膏を塗布した時の有効性ならびに安全性を検討し、至適用量の検討を行うことを目的といたします。
なお、NF-κB デコイオリゴのアトピー性皮膚炎領域に関しては、アルフレッサファーマ株式会社と国内で共同開発を進めております。
*参考資料あり。