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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'03.10.Mon
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2007'03.01.Thu

STマイクロ、次世代「Near Zero Power」ディスク・ドライブ・プリアンプを発売

STマイクロエレクトロニクスは、1.8インチ以下の携帯機器用HDD向けに、次世代の「Near Zero Power」ディスク・ドライブ・プリアンプを発売

高速データ転送と低消費電力により、バッテリ寿命の延長を実現し、小型ハード・ディスク・ドライブの新市場を開拓


 STマイクロエレクトロニクス(NYSE: STM、以下ST)は、直径1.8インチ以下のプラッタ向け次世代ハード・ディスク・ヘッド・プリアンプを発表しました。この新しいデバイスは、消費電力が非常に低いためにNear Zero Power(NZP)シリーズと名付けられ、STのULP(超低電力)ファミリを一般市場へ展開する製品として、超低消費電力だけでなく5倍の速さでのデータ転送を可能にします。

 現在、プラッタのサイズが1.8インチ以下のディスク・ドライブの多くがMP3プレーヤおよび携帯用ビデオ向けに使われています。NZPファミリの第一号デバイスとなる新製品『L6440』は、書き込み・モード時の総消費電力がわずか170mW(データ転送速度450Mbit/秒時)のため、バッテリ寿命を延ばすことができ、もしくは小型のバッテリを使うことによりバッテリ寿命はそのままで、さらにコンパクトな製品を作ることができます。L6440は、消費電力の低減とオーバーシュート電圧の増加を目標としたST独自のアーキテクチャを実装している最新製品です。

 L6440は、最大600Mbpsという最速のデータ転送速度をサポートしており、その速さは携帯アプリケーション用に設計された既存のプリアンプのおよそ3倍のスピードです。この飛躍的な高速化により記憶装置間の高速データ転送を実現します。この高速データ転送速度により、現在大半のノートパソコンが、厚さ2.5インチ・ドライブを使っているのに対し、超薄型ノートパソコンの新興成長市場において1.8インチ・ドライブを使うことが可能になります。

 STのデータ・ストレージ部門ジェネラル・マネージャであるRoberto Fantechiは次のように述べています。「STは、再びハード・ディスク・ドライブIC技術の最前線に立ち、消費電力の限界を打ち破ろうとしています。STのNear Zero Power技術は、1.8インチ以下のハード・ドライブ用の一般市場向け次世代プリアンプをこれまでにない低消費電力で実現すると同時に、バッテリ寿命を延ばし、超小型ハード・ドライブの新市場を開拓します」

 STが独自に開発した高速スリープ・モードでは、搭載された製品が稼働している大半の時間プリアンプをスリープ・モードにしておけるため、全体の所要電力をさらに低減し、バッテリ寿命を延ばします。高速スリープ・モードは、スリープ時の消費電力が250μWと低く、さらにスリープ・モードからリードモードへの復帰時間が500nsと非常に短いため、アンプはスリープ・モードから素早く立ち上がって短時間で読み取り操作を実行し、そしてまたスリープ・モードに戻って電力を節約できます。ディープ・スリープ・モードではリードモードへの復帰時間がわずかに長く(2.5μs)なるだけで、稼動中でも350μsの自動タイムアウトの後でも、消費電力をさらに低減できます。

 L6440の4チャネル・バージョンおよびL6420の2チャネルのプリアンプは、シングルおよびデュアル・プラッタ・ドライブの両方に対応し、水平および垂直磁気記録を共にサポートしています。サンプル・デバイスの価格は5USドルで、評価ボードと共に2006年7月末に発売開始、量産は2007年第1四半期の開始予定です。サンプル、量産共にバンプ付きベアチップとして出荷されます。


【 STマイクロエレクトロニクスについて 】
 STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。
 2005年の売上は88.8億ドルで、純利益は2億6600万ドルでした。
 さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
 ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
 STグループ(英語): http://www.st.com
 

◆ お客様お問い合わせ先 
 〒108-6018 東京都港区港南2-15-1
 品川インターシティA棟18階
 STマイクロエレクトロニクス(株)
 Computer & Peripherals部
 Computer & Peripherals製品部
 TEL:03-5783-8320 FAX:03-5783-8216

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