MCJ、株式交換で「ユニティ」を完全子会社化
株式交換による株式会社ユニティの完全子会社化に関するお知らせ
当社は、平成18年9月7日開催の取締役会において、株式会社ユニティ(本店所在地:千葉県銚子市、代表取締役社長:石上榮一、以下「ユニティ」)を簡易株式交換(以下「本株式交換」)により完全子会社化することを決定し、同社との間で株式交換契約を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.本株式交換の目的
当社は、平成17年3月以降、PC及びPC周辺機器事業会社への資本参加を積極的に行うことで、総合IT企業グループとしての陣容を漸次拡大し、「MCJグループ」の発展及び企業価値の向上に努めておりますが、グループの主力事業であるPC製造及び販売事業においては、より低価格かつ高品質・高性能な製品の開発が恒久的な課題となっております。
ユニティの完全子会社である株式会社ユニティコーポレーション(本店所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:王夢周、以下「ユニティコーポレーション」)は、台湾を拠点とするPCパーツメーカー・ASUSTeK COMPUTER Inc.(以下「ASUSTeK社」)の輸入正規代理店であり、ASUSTeK社の主力製品であるマザーボード(PC基幹部品)の国内販売に関しては約70%のシェアを占め、ユニティはユニティコーポレーションの持株会社として、その管理業務全般及び実態的経営権を掌握しております。
ASUSTeK社は台湾におけるPCパーツのリーディングカンパニーであり、いわゆるナショナルブランドPCへのマザーボードのOEM提供をはじめ、ベアボーンキット・グラフィックカードの製造等、数多くの実績を有しており、技術力と信頼性の高さで世界的に高い評価を得ている企業集団であります。一方、ユニティの取締役である王夢周氏は、ASUSTeK社の日本法人、アスース・ジャパン株式会社の代表取締役を兼務しており、台湾国内におけるPCパーツ業界に精通するとともに幅広い人脈を有しております。
今般、当社がユニティを完全子会社化し、同時にその人的資源を獲得することが、(1)ASUSTeK社との関係強化による当社製品の品質向上、(2)「ASUS」ブランド新製品の優先的取得、(3)台湾からのPCパーツ調達の円滑化及び当社グループ内における輸入窓口の拡大、(4)ユニティ及びユニティコーポレーションが有する商社機能を利用した海外事業戦略その他に大きく資するものと判断し、本株式交換の決定に至りました。
2.株式交換の条件等
(1)株式交換の日程
平成18年 9月 7日 株式交換契約書承認取締役会(両社)
平成18年 9月 7日 株式交換契約書の締結(両社)
平成18年 9月23日(予定) 株式交換契約書承認株主総会(ユニティ)
平成18年 9月29日(予定) 株式交換効力発生日
平成18年11月下旬 株券交付日
(注)当社は、会社法第796条第3項(簡易株式交換)の規定に基づき、株式交換契約書の承認に関する株主総会の決議を得ることは予定しておりません。
(2)株式交換比率
株式会社MCJ(完全親会社) 株式会社ユニティ(完全子会社)
株式交換比率 1 0.05914
(注1)株式の割当比率
ユニティの株式1株に対して、当社の株式0.05914 株を割当て交付致します。
(注2)株式交換比率算定の根拠
株式交換比率の算定は、当社及びユニティともに利害関係が存在していない第三者機関である日興コーディアル証券株式会社に依頼し、その算定結果を両社間で協議した結果、上記の通り合意いたしました。
(注3)第三者機関による算定結果、算定方法及び算定根拠
日興コーディアル証券株式会社は、当社については市場株価方式、ユニティについてはDCF(ディスカウンテッド・キャッシュ・フロー)方式による評価を実施し、株式交換比率を算定いたしました。
(注4)株式交換により発行する新株式数
普通株式 8,519株
(3)株式交換交付金
株式交換交付金の支払いは行いません。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。