デジオンとフリースケール、デジタル・コンテンツ保護ソリューションを提供
デジオンとフリースケール、デジタル家電市場に向けてデジタル・コンテンツ保護ソリューションを提供
DiXiMとPowerQUICCIIProプロセッサによる、
DTCP-IP対応デジタル・メディア・サーバ・プラットフォームを実現
株式会社デジオン(本社:福岡市早良区百道浜2-3-8、代表取締役社長:田浦寿敏、以下デジオン)と、フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:高橋恒雄)は、フリースケール・セミコンダクタの通信プロセッサとデジオンのホームネットワーク機器向けミドルウェアによる、デジタル・コンテンツ保護ソリューションを提供することを発表しました。
フリースケールは、業界をリードするPowerQUICCIIPro通信プロセッサ、およびその開発プラットフォーム「MPC8349E-MITXE」を提供しています。
PowerQUICCIIProプロセッサは、Power Architecture(TM)テクノロジに基づいたe300コア(動作周波数533MHz)に、ギガビット・イーサネット、セキュリティ・エンジン等を集積化した、高性能・高機能ながら低価格なSoCプロセッサです。「MPC8349E-MITXE」は、PowerQUICCIIProプロセッサ、ギガビットのLANスイッチ、USBハブ、ハードディスク・コントローラをシングル・ボードに搭載した、次世代ホームネットワーク機器の開発プラットフォームです。デジオンは、ホームネットワーク機器間でデジタル・コンテンツを共有するためのDLNA?ガイドライン対応製品にも搭載されているミドルウェア「DiXiM Media Server」をPowerQUICCIIProプロセッサに最適化し、DTCP-IPの機能を用いて著作権保護が施されているコンテンツを、安全に配信するソリューションを提供いたします。
「DTCP-IP」(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)は、著作権保護技術が施された映像などマルチメディア・コンテンツを、権利保護情報を保持したままホームネットワーク上で視聴するための技術です。デジタル放送や有償番組、また、インターネットからダウンロードしたプレミアムコンテンツなど複製が制限された映像は、録画した機器でのみ再生可能で、そのままではホームネットで利用することができません。
「DTCP-IP」対応機器を利用することで、こうした映像も、ホームネットワークの他の対応機器から楽しむことができるようになります。
今回の発表は、2006年6月28日「ウインドリバー、デジオン、フリースケールが、DLNA(TM)イドライン対応のホームネットワーク向けデジタル家電機器開発環境を提供」において発表された開発プラットフォームを、さらに発展させるものです。PowerQUICCIIProとDiXiM Media Serverによるデジタル・メディア・サーバ・ソリューションにDTCP-IPが対応することで、極めて強固なコンテンツ保護の下に、高精細度ビデオ・コンテンツをホームネットワークで再配信や共有可能とするソリューションが実現します。
株式会社デジオン代表取締役社長 田浦寿敏は次のように述べています。
「デジオンでは、多くのお客様にご利用いただいているホームネットワーク用ミドルウェアDiXiM の対応プラットフォーム拡張に向け努力を続けておりますが、この度、高い性能と高度なセキュリティ・エンジンを搭載したPowerQUICCIIPro プロセッサのミドルウェアとして対応できることを嬉しく思います。価格性能比に優れた新しい PowerQUICCIIPro プロセッサと弊社のDiXiM のDTCP-IP対応により、さらに多くのお客様に、またコンテンツ保護を重視されるシーンでの利用が増えることを期待しています。」
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社 ネットワーキング&コンピューティング・システムグループ、ジェネラル マネージャー 伊南恒志は次のように述べています。「大量のデジタル・コンテンツをホームネットワーク上に保存して共有するデジタル・ホームでは、強度なコンテンツ保護技術が不可欠です。PowerQUICCIIProプロセッサの高い処理能力や高度な暗号エンジンに、デジオン社のDiXiMとDTCP-IPが加わったデジタル・メディア・サーバのプラットフォームは、コンテンツ保護問題を解決するソリューションとして、マルチメディア・ホームネットワーク市場の成長に貢献します。」
■株式会社デジオンについて
株式会社デジオンは、マルチメディア、ストレージ、ネットワークに強みを持つソフトウェア開発メーカーであり、特に、ホームネットワーク分野においては、DiXiMによって確固たる地位を築いたリーディングカンパニーです。デジオンは、1999年に設立にされ、現在、福岡本社のほか、東京(赤坂)と台湾(台北)にブランチオフィスを設けています。詳細は、http://www.digion.comをご覧ください。
■フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ・インクは、自動車用、民生用、産業用、ネットワーキングとワイヤレスマーケット向け組込み用半導体のデザインと製造の世界的リーダーです。 2004年7月にニューヨーク証券取引所に上場しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界30カ国以上の国で、半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。フリースケールはS&P 500Rのメンバーであり、世界的な大手半導体メーカーです。2005年度の売上高は58億ドル(USD)でした。詳細は、http://www.freescale.comをご覧ください。
■読者からのお問い合わせ先:
テクニカルインフォメーションセンター
Tel:0120-191014
Email:support.japan@freescale.com
FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、フリースケール社の商標です。
文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。Power Architecture、Power.org ならびにPower、Power.orgのロゴマーク、関連するマークはPower.orgの商標であり、ライセンスのもとに使用されています。
デジオン、DiXiMは、株式会社デジオンの登録商標です。
DLNAは、Digital Living Network Allianceの商標です。