大日本スクリーン製造、ウエハー洗浄装置増産で福島県郡山市にクォーツリード工場を増設
福島県郡山市の土地取得に調印、クォーツリードの工場を増設
~「新・連結中期3カ年経営計画」の一環として、ウエハー洗浄装置の増産に対応~
大日本スクリーン製造株式会社(本社:京都市上京区/社長:橋本 正博)はこのたび、当社が100%出資するグループ会社、株式会社クォーツリード(本社:福島県郡山市/社長:千葉 喜三)の郡山工場に隣接する土地取得のため、本日、工業用地売買契約に調印しました。今後当地に工場を増設し、2007年3月から操業を開始します。
デジタル家電のさらなる市場拡大、新興国におけるパソコンや携帯電話の需要拡大を背景に、当社ではウエハー洗浄装置の増産に対応するため、2006年11月の操業開始に向け、半導体製造装置の生産工場「Fab.FC-2(ファブ・エフシーツー)」を彦根地区事業所内に新たに建設。今回のクォーツリード郡山工場の増設は、「Fab.FC-2」の本格稼働に合わせ、バッチ式ウエハー洗浄装置の主要構成部品である石英槽の生産能力を強化するものです。
当社は、連結売上高3,000億円企業への飛躍を目指し、今年度より新・連結中期3カ年経営計画「Vision2008」を開始。今回の土地取得および工場増設は、「Fab.FC-2」の新設とともに「Vision2008」の一環として実施するものです。増設が予定されているのは、福島県郡山市にあるクォーツリード郡山工場の敷地に隣接する郡山市所有の1万6千平方メートルの土地。当地を大日本スクリーンが取得し、工場を増設した上、クォーツリードに貸与するとともに、クォーツリードではレーザー加工機など生産用の機械設備を増強します。土地、建物、設備など総投資額は約11億5,000万円となる予定で、また、新たに地元から社員を雇用するなど、地域社会への貢献も図ります。
郡山工場の増設により、クォーツリードは石英槽の生産能力を現在の約1.5倍に強化。
これにより、2007年度の売上高は28億円を見込んでいます。同時に、大日本スクリーンは、「Fab.FC-2」におけるウエハー洗浄装置の生産能力の向上により、顧客への製品供給責任を果たしていきます。
(※参考画像あり)
バッチ式ウエハー洗浄装置 FC-3100
石英槽
<クォーツリード郡山工場増設後の概要>
所在地 : 福島県郡山市待池台1-15-4(郡山西部第二工業団地)
敷地面積 : 約2万4,000平方メートル(現在:約8,200平方メートル)
延床面積 : 約4,200平方メートル(現在:約2,700平方メートル)
構造 : 鉄骨造
総工費 : 約11億5,000万円
着工 : 2006年10月
操業開始 : 2007年3月
主な業務 : バッチ式ウエハー洗浄装置に搭載する石英槽および関連部品の開発・製造・販売