コマツ、スウェーデンのハスクバーナ社と農林機器事業売却で合意
コマツ、スウェーデンのハスクバーナ社と農林機器事業売却で基本合意
コマツ(社長:坂根正弘)およびコマツの子会社である小松ゼノア株式会社(以下コマツゼノア)(社長:青柳一博)は、スウェーデンのハスクバーナ社(社長:ベント・アンダーソン氏)との間で、コマツゼノアが開発・製造・販売を行うチェンソーや刈払機などの農林機器事業を売却することで基本合意しました。本年12月を目処に正式契約を締結し、2006年度下期中に売却を完了する予定です。
コマツゼノアは、コマツグループにおける小型建設機械事業および油圧機器事業の中核を担っており、グループの戦略上、これらの事業の強化・拡大が最重要課題となる中で、建設機械事業とのシナジーの少ない農林機器事業を売却し、一層の経営効率の向上を図ることに致しました。
ハスクバーナ社は、農林機器業界における世界的なトップメーカーであり、コマツゼノアの農林機器事業を買収することによって優れた2サイクルエンジン技術を獲得し、かつ日本や中国を含めた東アジア地域で事業を強化することが可能となります。なお、ゼノアブランドは今回の事業売却の対象に含まれますが、コマツブランドについては事業売却後、農林機器商品向けには使用されなくなります。
なお、本件による売却益は、2007年3月期決算に計上する予定です。
【 コマツゼノアの概要 】
社 名 : 小松ゼノア株式会社(Komatsu Zenoah Co.)
所在地 : 埼玉県川越市南台1-9
設 立 : 1910年2月
資本金 : 5,099百万円
売上高 : 97,950百万円(2006年3月期連結ベース)
(うち農林機器事業 19,444百万円)
代表者 : 代表取締役社長 青柳 一博
従業員数: 1,877名(2006年3月末日現在連結ベース)
(うち農林機器事業 692名)
事業内容: 農林業機器、建設機械、油圧機器の製造、販売
【 ハスクバーナ社の概要 】
社 名 : ハスクバーナ AB(Husqvarna AB)
所在地 : スウェーデン ストックホルム
設 立 : 1897年4月
資本金 : 5,891百万スウェーデン・クローネ
売上高 : 28,768百万スウェーデン・クローネ(2005年12月期)
社 長 : ベント・アンダーソン(Bengt Andersson)
従業員数: 11,631名(2005年平均、連結ベース)
事業内容: 農林機器の製造販売
以上