ソリトンシステムズ、「eXCite」の通信合成機能がアルテラ社「Avalonインターフェイス」をサポート
C言語高位合成ツール「eXCite」の通信合成機能が
アルテラ社のAvalonインターフェイスをサポート!
株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区、社長:鎌田信夫、以下ソリトン)は、米国Y Explorations, Inc. (以下、YXI) のANSI-C入力高位合成ツール 「eXCite」に、アルテラ社のプロセッサ・ペリフェラル用標準バスである「Avalon(R)インターフェイス」への通信合成を可能にする「Avalon Platform」を追加したことを発表致します。
インタフェース回路設計はHW設計(RTL設計)の専門知識を必要とし、設計者にとって煩わしい作業ですが、「Avalon Platform」は、「eXCite」が装備している通信合成機能により、eXCiteが出力する回路(RTL)がAvalonインターフェイスへ自動的に接続することを可能にしました。設計者は、本機能とSOPC Builderを活用することで、アルゴリズムレベルのCプログラムから容易にハードウェアを設計し、そのハードウエアをアルテラ社の豊富な標準IPと同様に活用することができます。この結果、「eXCite」はCプログラムから単にハードウェアを作成するにとどまらず、アルテラ社のデバイス上で簡単に利用できるIPの作成を可能にし、トータルな設計期間を劇的に短縮します。
三菱電機株式会社、先端技術総合研究所・システム構築技術部の田中輝明氏は「システム設計者にとって煩雑であるバスへの接続作業が簡易化されることで、FPGAにおける開発工数を大幅に減らすことが期待できる。またハードウェア設計に不慣れな設計者も、本機能とSOPC Builderの活用によりFPGA上での高性能なシステムを設計することが可能になると思われます。」と述べています。
日本アルテラ株式会社、マーケティング・ディレクタの堀内伸郎氏は「今回の Avalon Platformサポート によって、eXCite のC言語ベース設計においてユーザ設計の生産性向上がもたらされます。また、アルテラのSOPC Builderツールによるシステム統合の自動化と、ソフトコアプロセッサ Nios II(R) を含む SOPC Builder でサポートされる多数のIPコアライブラリが、システム開発全体の生産性向上に大きく貢献することになります。C言語ベース設計とFPGAによるシステム構築が、より一層実用的・効果的になることを確信しています。」と述べています。
SOPC Builder
アルテラデバイスにおけるエンベデッド・システムを素早くかつ容易に構築し、評価することを可能にしたQuartus(R) II 専用のシステム統合ツールです。専用のGUIを使用してコンポーネントを選択し、コンポーネント間の接続を選択することにより、システム統合作業の自動化を行う開発ツールです。
●製品名 Avalon Platform
●価格 ¥575,000(初年度保守費用込み)
●受注開始日 2006年10月2日(初年度50セット販売見込み)
アルテラコーポレーションについて
アルテラ・コーポレーション(NASDAQ:ALTR)は、system-on-a-programmable-chip(SOPC)ソリューションの世界的パイオニアです。ソフトウェア・ツール、IP(Intellectual Property)および技術的なサービスとプログラマブル・ロジック技術を組み合わせ、価値の高いプログラマブル・ソリューションを全世界で約14,000の顧客に提供しています。アルテラに関する詳細情報は同社Webサイト( www.altera.com )に掲載されています。
株式会社ソリトンシステムズ
日本で最初にLAN、ネットワークOSに取り組んだ会社として、業界のパイオニアとしての役割を果たしました。主に大規模ネットワークの構築を長年手がけ、ネットワークOSやプロトコルソフトの開発でも実績があります。近年は、認証を始めとしたセキュリティ製品の開発及びブロードバンドシステムの構築と運用にフォーカスしています。
設立 1982年/資本金 6億2780万円/売上高 201億円 (2006年3月期)
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株式会社ソリトンシステムズ www.soliton.co.jp
先端技術本部 TEL:03-5360-3851 e-mail:at@soliton.co.jp