矢野経済研究所、国内オープン系サーバー市場動向の分析・予測結果を発表
オープン系サーバ市場の実態と展望2006
≪調査要綱≫
矢野経済研究所では国内におけるオープン系サーバ市場の実態を調査・分析し調査レポートとしてまとめた。本レポートではx86サーバ、IA64サーバ、RISCサーバについて、2004年度から2010年度までの市場動向の分析・予測を行った。
1.調査対象:国内サーバベンダ
2.調査期間:2006年7月~2006年9月
3.調査方法:研究員による直接面接取材、電話やe-mailによる取材も併用
◆調査結果サマリー
●x86サーバの2005年度出荷実績は、台数ベースで前年度比16.1%増の534,886台、金額ベースで前年度比11.8%増の3,271億5千万円となっており、台数では50万台、金額では3,000億円を突破した。今後も、ITシステム関連の技術進歩に伴い、サーバへの負担も大きくなるため、低価格で扱いやすいx86サーバに対する需要は落ち込まないと予測される。
●成長を続けているx86サーバの中でも、特に伸びているのがブレードサーバである。2005年度では出荷台数33,130台(構成比6.2%)となり、2006年度では5万台を突破する見込である。
●IA64サーバの2005年度出荷実績は、台数ベースで前年度比39.2%増の4,221台、金額ベースで前年度比59.4%増の414億5千万円となっている。2004年より本格的な導入が開始となり、基幹システムの再構築や複数サーバ統合のために採用され始め、今後も成長を継続していくと予測される。
●RISCサーバの2005年度出荷実績は、台数ベースで前年度比8.1%減の39,100台、金額ベースで前年度比17%減の1,343億円となっている。RISCサーバは、IA64サーバやローエンド領域でのx86サーバへの移行があるため、台数ベースで減少の傾向が見られた。今後も、ほぼ横這いか微減の傾向で推移すると予測される。
※出荷台数、出荷金額の各年度は「4-3月期」
◆発刊要領
タイトル『オープン系サーバ市場の実態と展望2006』
発刊日:2006年9月27日資料体裁:A4版203頁
価格:105,000円(税込)(本体価格:100,000円消費税等:5,000円)
○株式会社矢野経済研究所
所在地:東京都中野区本町2-46-2 代表取締役社長:水越孝
設 立:1958年3月年間レポート発刊:約250タイトルURL:http://www.yano.co.jp/