NECなど、音声認識を活用した「議会議事録作成支援ソリューション」を発売
音声認識を活用した「議会議事録作成支援ソリューション」の発売
新ソリューションに関する情報
URL: http://dnes.jp/ss/voicesolution/
NECとNECソフトウェア北海道(注1)は、国会、県議会、市議会などの議事録作成を音声認識により効率化する「議会議事録作成支援ソリューション」の販売活動を開始いたしました。
議会議事録作成支援ソリューションは、NECが開発した音声認識ソフトウェア「VisualVoice」(注2)を活用し、議会音声をリアルタイムにテキスト化することによって、議事録作成作業(議事の書き起こしから体裁調整まで)の効率化を実現いたします。
新ソリューションの主な特長は以下の通りであります。
1. 議会音声のリアルタイムなテキスト化
議会音声を収録しながら、リアルタイムに音声のテキスト化を行い、議 会終了時には議事録のドラフトが作成されている。
2. 議事の書き起こし作業の効率化
ドラフトを編集する書き起こし作業においては、音声を聞き取り易い長さに自動的に分割し、聞き取りづらい箇所を繰り返し自動再生しながら編集できるため、書き起こし作業を30~50%効率化可能である(注3)。なお、書き起こし作業は複数のPCで分担することも可能である。
3. 原稿確認作業の効率化
議会事務局等が行う書き起こし原稿の確認作業についても音声データとテキスト化したデータをシステム上で同期させながらチェックできるので、従来の紙ベースでの確認とレコーダーでの音声再生を併用して行う作業に比べ、確認作業が容易になる。
4. 議事録の体裁調整支援
原稿に会議の名称、出席者、議事の進行状況(拍手、発言者の登壇)などの情報も追記可能で、議事録の体裁調整も容易である。
これらにより議事録公開までの期間の短縮、速報版作成、議事録作成コストの削減、地域住民へのサービス向上が見込まれます。
新ソリューションのラインアップならびにサービスの価格は下記の通りであり、平成19(2007)年3月末より提供を開始いたします。
【名称/内容/価格(税別)】
* 関連資料 参照
NECとNECソフトウェア北海道は、本ソリューションについて今後3年間で100システムの販売を見込んでおります。
最高裁では2006年度から音声認識技術の活用に向けた研究開発が開始されるなど(注4)、議事録作成効率化のために音声認識技術が注目されております。NECでは、長年の取り組みにより音声認識技術について国内最多の特許を保有し、コンタクトセンタ支援システム「VisualVoice」や耐騒音性に優れた「VoiceDo」、電話による音声応答システム「VoiceOperator」といった多様な製品やサービスを提供してまいりました。また、研究所では自動通訳やテキストマイニングの研究開発で培われた高精度な会話文解析技術による「話しことば認識」の研究を進めております。このたびの新ソリューションは、NECのもつ優れた音声認識技術を議会議事録作成の分野に応用したものであります。
今後は、音声認識技術を経営会議等の重要会議、顧客との対話記録など、企業向けシステムにも適用を拡大し「リアルタイム情報活用ソリューション」(注5)として強化してまいります。
以上
(注1) 「NECソフトウェア北海道」は北海道日本電気ソフトウェア株式会社のコミュニケーションネーム。
(注2) 「VisualVoice」はNECの中央研究所が開発した人と人との自然な話しことばを高精度で認識する音声認識エンジンを活用。
「VisualVoice」の概要については、下記URLを参照。
http://www.sw.nec.co.jp/middle/VisualVoice/
(注3) 当社検証で確認。
(注4) NECは,音声認識技術を利用した法廷での証言等を記録化するためのシステムの研究開発業者として最高裁から選定された。
(注5) 「リアルタイム情報活用ソリューション」の概要については、下記URLを参照。
http://www.sw.nec.co.jp/realtime/
※ 本資料に記載の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標。
新ソリューションに関する情報URL: http://dnes.jp/ss/voicesolution/
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC 市場開発推進本部
電話:(03)3798-7429
NECソフトウェア北海道 サーバーソフトウェア開発部
E-Mail: voicesolution@my.dnes.nec.co.jp