三菱電機、安全性・機能性向上のエスカレーター「Zシリーズ」を発売
より安全なエスカレーターの新しい基準
三菱エスカレーター「Zシリーズ」発売のお知らせ
三菱電機株式会社(執行役社長:下村 節宏)は、エスカレーターの新シリーズとして、安全性を向上し、機能性、デザイン性を高めた、エスカレーター「Zシリーズ」を10月16日から発売します。
【 発売の概要 】
製品名 三菱エスカレーター Zシリーズ
形名※1 S1000形
S600形
速 度 分速30m※2
価格(税抜き) 1660万円※3
発売日 10月16日
目標販売台数 年間 1500台
※1:S1000形(ステップ幅1000mm)は2人乗り、S600形(ステップ幅600mm)は1人乗り
※2:ご要望により変更可能
※3:参考販売価格 S1000形、ガラスタイプ、欄干照明付、30度、階高4.5mの場合
【 発売の狙い 】
エスカレーターは、お子様からお年寄りまで幅広い年齢層の方が利用する公共設備であることから、より安全で使いやすい製品が求められています。
当社は今回、「安全性」、「使いやすいデザイン」、「維持管理上のメリット」をコンセプトに、人にやさしく、使いやすく、そしてどんな環境にも美しくフィットするエスカレーター「Zシリーズ」を発売します。
なお、この「Zシリーズ」のネーミングは、アルファベットの最後の文字を使用することで"完成と究極"をイメージしています。
【 新製品の特長 】
1.センサーの設置や「くし」の形状の見直しにより、安全性を向上
エスカレーターの周辺にセンサーを設置することにより、利用者が身体を乗り出したり挟まれそうな場所に近づいたりした場合など、自動アナウンスで注意を促すことで安全を確保します。また、ステップの横壁部分のねじをなくした「ビスレスインナーデッキ」の採用により、靴や衣類がはさまれることを防止します。さらに、降り口にある「くし」の形状の見直しにより、乗り上げた時の抵抗を減少させスムーズな乗り降りをサポートします。
2.LED運転方向表示など、デザイン性を高め使い勝手の良さを追求
ステップの形状や色使いを見直してデザイン性を高め、ステップの手前と降り口に設置する床板のデザインを一新することにより利用者の乗り間違いを防ぎます。また、屋内設置の場合は、視認性の高いLEDによる運転方向表示や、ステップの横壁部分の「スカートガード照明」を追加できます。
3.故障原因の表示によりメンテナンス性を向上
エスカレーターが停止した場合に、その原因をキースイッチ下部のインジケーターに表示するとともに、運転再開ができるかどうかをランプで表示するなどメンテナンス性が向上しました。また、利用者がいない時は自動的に運転を停止することにより、運転コストを低減します※4。
※4:オプション。コスト低減率は、利用者数と利用頻度によります。
【 環境への配慮 】
従来のゴム製手すりに替えて、光沢があり美しい外観をもつ「ウレタン手すり」を採用※5しました。これにより、ほとんどの部品がリサイクル可能となりました。
※5:屋内設置のみ。屋外設置の場合はゴム製
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〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
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